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【対戦チーム情報】ドイツ代表 威信回復を図る大舞台に向けて 取り戻したい勝利のメンタリティー~国際親善試合

2023年09月04日

【対戦チーム情報】ドイツ代表 威信回復を図る大舞台に向けて 取り戻したい勝利のメンタリティー~国際親善試合

FIFAワールドカップでブラジルの5度に次ぎ、イタリアと並ぶ4度の優勝、UEFA EURO(欧州選手権)制覇3度(いずれも西ドイツ時代を含む)という輝かしい実績を誇るドイツが、過去に例がないほどの不振に陥っている。今年に入って5試合を戦い、1勝1分3敗という低調な成績。来年6~7月に地元でEUROを開催するため予選は免除されており、国際親善試合で強化を図っているが、威信回復を図りたい大舞台に向けて不安が拭い切れていない。

その発端は2018年のワールドカップにさかのぼることができるかもしれない。ロシアで行われたその大会で、ドイツは第二次世界大戦後初めてのグループステージ敗退という屈辱を味わった。さらに昨年のカタール大会も、2大会続けてノックアウトステージ進出はならず。初戦でSAMURAI BLUE(日本代表)に逆転を許し、1-2とつまずくと、最後は同勝ち点のスペインに得失点差で及ばず、早過ぎる帰国を余儀なくされた。

コロナ禍で開催が1年遅れた2021年のEUROも16強止まりに終わった後、バイエルン・ミュンヘンを率いてUEFAチャンピオンズリーグ優勝など短期間で数多くのタイトルを獲得したハンジ・フリック監督が就任。カタール大会予選は難なく突破して復活を予感させたものの、本大会では期待された成果を上げることができなかった。

その悪い流れから抜け出せないでいるのが2023年。3敗のうち2試合がホームゲームとあって、ファン・サポーターを失望させている。6月に行われたコロンビアとの一戦に0-2と敗れた後、フリック監督も「これまでに経験したことがない状況」と、戸惑いを隠し切れなかった。

「勝利のメンタリティーを取り戻すために勝つ必要がある」(フリック監督)という日本戦(9月9日)、そして同12日に行われるフランスとの国際親善試合に向けたメンバーは、SAMURAI BLUEと同じ8月31日に発表された。

ワールドカップの日本戦に先発出場したのはヨシュア・キミヒ(バイエルン・ミュンヘン)、イルカイ・ギュンドアン(FCバルセロナ/スペイン)、カイ・ハーバーツ(アーセナル/イングランド)ら8人。6月シリーズは欠場したニクラス・ズーレ(ボルシア・ドルトムント)、セルジュ・ニャブリ(バイエルン・ミュンヘン)らも復帰した。20歳のジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)も選出されている。日本戦の悔しさを知る選手たちを中心に、ホームで雪辱を期すべく激しい闘志を燃やしてくるに違いない。

ドイツ代表 メンバーリスト

監督

ハンジ・フリック(ドイツ)

選手

GK
オリバー・バウマン(ホッフェンハイム)
ケビン・トラップ(アイントラハト・フランクフルト)
マルクアンドレ・テアシュテーゲン(FCバルセロナ/スペイン)

DF
アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード/スペイン)
エムレ・ジャン(ボルシア・ドルトムント)
ロビン・ゴゼンス(1.FCウニオン・ベルリン)
ヨシュア・キミヒ(バイエルン・ミュンヘン)
ニクラス・ズーレ(ボルシア・ドルトムント)
ヨナタン・ター(バイヤー・レバークーゼン)
ベンヤミン・ヘンリヒス(RBライプツィヒ)
ニコ・シュロッターベック(ボルシア・ドルトムント)
フェリックス・ヌメチャ(ボルシア・ドルトムント)
マリック・チャウ(ACミラン/イタリア)

OF
トーマス・ミュラー(バイエルン・ミュンヘン)
イルカイ・ギュンドアン(FCバルセロナ)
パスカル・グロス(ブライトン・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)
ヨナス・ホフマン(バイヤー・レバークーゼン)
ニクラス・フュルクルク(ボルシア・ドルトムント)
セルジュ・ニャブリ(バイエルン・ミュンヘン)
レロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)
ユリアン・ブラント(ボルシア・ドルトムント)
カイ・ハーバーツ(アーセナル/イングランド)
ケビン・シャーデ(ブレントフォードFC/イングランド)
ジャマル・ムシアラ(バイエルン・ミュンヘン)
フロリアン・ビルツ(バイヤー・レバークーゼン)

直近10試合の戦績(H:ホーム、A:アウェイ、N:中立地)

2022年9月26日 △3-3(A)イングランド UEFAネーションズリーグ
2022年11月16日 ○1-0(A)オマーン 国際親善試合
2022年11月23日 ●1-2(N)日本 FIFAワールドカップカタール2022
2022年11月27日 △1-1(N)スペイン FIFAワールドカップカタール2022
2022年12月1日 ○4-2(N)コスタリカ FIFAワールドカップカタール2022
2023年3月25日 ○2-0(H)ペルー 国際親善試合
2023年3月28日 ●2-3(H)ベルギー 国際親善試合
2023年6月12日 △3-3(H)ウクライナ 国際親善試合
2023年6月16日 ●0-1(A)ポーランド 国際親善試合
2023年6月20日 ●0-2(H)コロンビア 国際親善試合

日本との対戦成績

1勝1敗1分(得点6、失点4)

2004年12月16日 ○3-0 キリンチャレンジカップ2004
2006年5月30日 △2-2 国際親善試合
2022年11月23日 ●1-2 FIFAワールドカップカタール2022

FIFAワールドカップ成績 ※1950~90年は西ドイツ

出場:20回 最高成績:優勝(4回)
1930 不参加
1934 3位
1938 1回戦
1950 不参加
1954 優勝
1958 4位
1962 準々決勝
1966 準優勝
1970 3位
1974 優勝
1978 2次リーグ(ベスト8)
1982 準優勝
1986 準優勝
1990 優勝
1994 準々決勝
1998 準々決勝
2002 準優勝
2006 3位
2010 3位
2014 優勝
2018 グループステージ
2022 グループステージ

連盟 ドイツサッカー連盟
大陸連盟 欧州
サッカー連盟会長 Bernd NEUENDORF
公式サイト https://www.dfb.de/index/
FIFAランキング 14位(2023年4月6日更新)
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