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SAMURAI BLUE、中国、サウジアラビアとの最終予選へ練習開始
2022年01月25日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月24日(月)、3日後に控えたFIFAワールドカップ2022カタールのアジア最終予選(Road to Qatar)の中国代表戦と、2月1日(火)に臨むサウジアラビア代表戦へ向けて千葉市内で合宿を開始しました。2試合とも埼玉スタジアム2002にて行われます。
夕方から始まった練習に参加したのは、所属クラブでの試合日程により24日夜帰国予定の伊東純也選手(KRCヘンク)、南野拓実選手(リバプールFC)、柴崎岳選手(CDレガネス)、堂安律選手(PSVアイントホーフェン)、GK川島永嗣選手(RCストラスブール)の5名を除いた18名です。また、冨安健洋選手(アーセナル)が怪我のために参加辞退となったため、代わりに先週の国内組合宿にも参加していた中谷進之介選手(名古屋グランパス)がメンバーに加わりました。
練習冒頭で森保一監督からの話に耳を傾けたのち、長友佑都選手(FC東京)と谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)が先頭に立って全員でランニング。その後、2グループに分かれて体を動かしました。
週末の試合を終えて戻ってきた久保建英選手(RCDマジョルカ)、前田大然選手(セルティック)、GKシュミット・ダニエル選手(シントトロイデンVV)ら海外組7人は、サイドステップなどを交えたジョギング。20分ほどで室内トレーニングへ移動しましたが、選手たちは会話を交わしながらリラックスした様子を見せていました。空港からの移動が遅れていた原口元気選手(1.FCウニオン・ベルリン)も約20分遅れで合流し、同様に軽めのメニューで体をほぐしました。
一方、大迫勇也選手(ヴィッセル神戸)、酒井宏樹選手(浦和レッズ)ら国内組に田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)と植田直通選手(ニーム・オリンピック)を加えた9名は、アジリティ系トレーニングやボール回し、パス交換などでウォームアップ。その後、田中選手と植田選手はグループから離れてジョギングをして室内に移動しましたが、田中選手は、先にあがった中山雄太選手(PECズヴォレ)とともにピッチ脇で会話しながら、精力的に練習を続ける仲間の様子に暫く目線を送っていました。
ピッチに残った国内組のフィールドプレーヤー6人はGK権田修一選手(清水エスパルス)を加えて狭いエリアでの3対3や、クロスボールに合わせるシュート練習などを実施。3人1組でパス交換でのビルドアップでは、スピードの変化やパスの角度を意識して取り組み、さらに、3対1でのダイレクトパスでのパス交換からゴールを狙う動きも左右それぞれのサイドでチェックしました。
約1時間半弱の全体練習後は各自で思い思いの練習を行い、谷口選手は齊藤俊秀コーチと1対1でハイボールのクリアなどの動きを確認。山根視来選手(川崎フロンターレ)と中谷選手は長い距離で、長友選手は短い距離で、止める蹴るの動きを繰り返し、酒井選手と大迫選手はタッチライン沿いでのスプリントに取り組んでいました。最後までピッチに残ったのは権田選手で、ペナルティエリア内からのボールにシュートストップを繰り返していました。
最終予選グループBで突破圏内の2位につけている日本は、5位の中国、首位のサウジアラビアと国内での連戦です。
昨年10月の代表デビュー以降、代表チームに定着しつつある田中選手は、「初戦の中国戦がすごく大事。いろんな選手が欧州から帰ってきたり、国内もシーズンの始まりなど、難しいシチュエーションだが、そういうなかでしっかり勝点3を取れれば次につながる」と話しています。
試合2日前となる25日(火)にはメンバー全員が揃って練習を行い、中国戦へ備えます。
選手コメント
DF 長友佑都 選手(FC東京)
日本代表を支えてきた吉田選手と冨安選手の二人が来れないのは残念ですが、日本には代わりに出てしっかり戦える選手がたくさんいるので心配していません。コロナ禍で、ホームで試合ができなかった可能性や海外にいる選手が日本に来れない可能性もあったので、こうして集まれたことはポジティブです。二人の代わりに入る選手は、最終予選ということでこれまでに感じたことがないようなプレッシャーを感じると思うので、彼らの精神状態をサポートしたりモチベートしてやれたらと思っています。中国は監督が代わって選手のモチベーションも高く、誰が出てどういう戦術か読めないですし、帰化した前線の外国人選手はパワー、テクニック、シュートセンスもあります。僕らは、うまくいかないときに混乱せずにブロックを作って前から行くべきところ、下がってブロックを作って守るところははっきりさせてやらないとなりません。まず、いい守備をすることにフォーカスしたいと思っています。
DF 谷口彰悟 選手(川崎フロンターレ)
いつ出番が来てもいいようにというのは、普段から自チームでのトレーニングでも意識して、ずっと継続して準備してきているつもりです。今回怪我でセンターバックの二人が来れないなか、チャンスの機会は増えるだろうと今回選ばれたセンターバック陣はみんな考えていると思います。そこでチャンスをもらった選手がチームの勝利のために、いいパフォーマンスを発揮することが一番大事です。そこへ向けては非常にいい準備ができてきているという感覚はあります。まずは勝ちたいですし、自分のアピールいうよりも、チームが勝つことが最優先で、そのために自分ができることを発揮する。そのための整理はできていますし、自分の持ち味をチームと融合させながら、がむしゃらに勝つことは変わらずにやりたいと思っています。
DF 植田直通 選手(ニーム・オリンピック/フランス)
この2試合がすごく大事な試合になると思います。ポジションに関係なく、全員がいい準備をしていて、自チームでいいコンディションを保っていると思うので、誰が出ても問題ないと思います。自分も試合に向けてしっかり準備をしてきているので、自分が出た時はしっかりと結果残せるようにやっていきたい。今回来ているセンターバックの選手たちとは、練習のなかでも何度かやってきていますし、これまでずっと一緒に予選を戦ってきたというのもあるので、そこは問題なくやれると思っています。チームとして2連勝することにフォーカスしてやりたいです。
MF/FW 田中碧 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
吉田選手と冨安選手がいないというのはありますが、彼ら以外にもたくさん素晴らしい選手がいます。僕もそういうチャンスをモノにして選ばれるようになったと思います。チャンスという意味では全ての選手が競争で、出たいという気持ちを持っていると思うので、それがいい循環につながればいいと思います。(中国は監督交代でやり方も分からないが)サッカーは相手とやるので、実際にピッチに入って10~15分で相手がどうプレーするかを観察していければいいですし、そこが一番大事です。それに応じて味方の選手とコミュニケーションをとって、彼らを気持ちよくプレーさせることができれば、チームは良い方向に行くと思っています。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年1月27日(木) 19:00 キックオフ(予定)vs 中国代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
大会情報はこちら
2022年2月1日(火) 19:10 キックオフ(予定)vs サウジアラビア代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
大会情報はこちら
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