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大阪成蹊大が大会3連覇を果たす 第20回 全日本大学フットサル大会
2024年09月02日
第20回 全日本大学フットサル大会は9月1日(日)に最終日を迎え、大阪府の岸和田市総合体育館を舞台に決勝戦と3位決定戦が行われました。
大会3連覇に王手を懸けた大阪成蹊大学フットサル部(開催地/大阪)と全国大会初出場で初優勝を目指す城西大学サッカー部(関東1/埼玉)の対戦となった決勝戦は、開始早々にスコアが動きました。第1ピリオドの1分、城西大はCKの流れから本多祐希選手がゴールを決めてリードを奪います。
1点を追う形になった大阪成蹊大ですが、慌てることなく対応。城西大の個々の強さを発揮させないためにハーフウェーラインまで引き、相手が速攻を繰り出すスペースを消しました。徐々に試合の流れをつかんだ大阪成蹊大は、9分に相手のキックインの攻撃を自陣で食い止め、ロングカウンターを仕掛けます。ボールを運んだ鈴木大輝選手がGKとの1対1を制し、同点に追いつきました。
さらに18分、大阪成蹊大はカウンターを仕掛けると、道下楓生選手が切り返しからGKの肩口を抜くループシュートを決めて、試合をひっくり返します。このまま第1ピリオドは大阪成蹊大が2-1とリードして折り返しました。
大阪成蹊大は第2ピリオドの23分にも、道下選手がこの日2点目を挙げ、リードを広げます。ボールを保持するものの、なかなか相手の堅守を崩せない城西大は、スピードのあるドリブラーの佐藤将選手にボールを集め、左サイドから攻撃を仕掛けていきます。34分には、佐藤選手のシュートが相手DFに当たりGKの逆を突く形でゴールに吸い込まれ、再び1点差に詰め寄ります。
しかしその1分後、大阪成蹊大が高い位置でボールを奪うと、最後は吉田怜生選手が豪快にシュートを決め、スコアを4-2としました。残り時間、懸命に攻める城西大は、キャプテンの山本大陸選手がカウンターからGKとの1対1をものにして再度1点差としましたが、反撃もここまで。大阪成蹊大が4-3で勝利し、大会3連覇を成し遂げました。
なお、同時刻キックオフで行われた3位決定戦では、順天堂大学フットサル部ガジル/jfc(関東2/千葉)が長崎大学フットサル部フォルツァ(九州/長崎)に7-3で勝利しました。またフェアプレー賞には、優勝した大阪成蹊大が輝きました。
監督・選手コメント
佐藤亮 監督(大阪成蹊大学フットサル部)
決勝のメンバー選考について、監督になって初めて「この決断はどうか」と少し怖さがありました。ただ、選手層が厚いこともありますし、本当の意味で競争ができているので、その決断が求められていると思いました。城西大は、選手たちのアスリート能力が高く、フットサルにも取り組んでいてセットプレーも洗練されています。「走り勝つ」ということはミーティングでも伝えました。3連覇を果たすことができたので、来年は史上初の4連覇を達成できるように頑張りたいと思います。
柴沼真 監督(城西大学サッカー部)
大阪成蹊大に対して隙を見せたらやられると思っていたので、自分たちのリズムを崩さずに戦い続けようと考えていました。しかし、攻撃のミスから失点を喫してしまいました。逆転を目指す展開は慣れているはずですが、もう少し落ち着ければ良かったなというのが反省点です。普段、彼らはサッカーをやっているので、フットサル色が濃くなるとストレスになってくると思います。サッカーにもつながるフットサルのエッセンスを提示できるよう、研究しながら取り組んでいきたいと思います。
FP #7 萩原欣之介 選手(大阪成蹊大学フットサル部)
優勝できて、最高にうれしいです。やっとプレッシャーから解き放たれた感覚があります。監督が分析をしてくれたので、相手の特徴は分かっていましたが、それでも読めない部分があり、また選手個々の力もあるので、とにかくコンパクトに粘り強く戦うことを全員で常に確認しながらプレーしました。下級生には、メンタル面や人として成長する部分、日頃の行いなどをおろそかにせず、まとまって強いチームになって4連覇を達成してほしいと思います。
FP #6 山本大陸 選手(城西大学サッカー部)
自分たちは初出場だったので、優勝できれば大学フットサル界に新たな歴史を刻むことができるなと思いながら、大会に挑んでいました。大阪成蹊大は攻撃から守備への切り替えが早く、一人ひとりのポジショニングが正確で、自分たちの得意なプレーがなかなか出せませんでした。それでも3点を取れたことは自信につながりました。守備の部分に課題が多かったので、今後改善できるように取り組みたいと思います。
第20回 全日本大学フットサル大会
大会日程:2024年8月30日(金)~2024年9月1日(日)
大会会場:大阪/岸和田市総合体育館
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