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小学生年代の日本一を目指し、熱戦が開幕! JFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会
2023年12月27日
小学生年代の日本一を目指すJFA 第47回全日本U-12サッカー選手権大会が12月26日(火)、鹿児島県鹿児島市で開幕し、ふれあいスポーツランドでは1次ラウンドの第1節と第2節を行いました。
実績のあるチームがそろったグループEでは、FCアロンザ(愛知)が2連勝しています。アロンザは初戦でサガン鳥栖U-12(佐賀)と対戦。序盤から主導権を握り、6分に田中綸太郎選手のグラウンダーのパスを受けた小野佑斗選手が先制点を挙げると、その2分後には田中選手がPKで追加点を決めます。後半も追加点を決めたアロンザが快勝。鳥栖は動きに硬さが見られて思うようにボールを持てず、手痛い黒星となりました。
アロンザは浦和レッズジュニア(埼玉2)と対戦した2戦目でも迫力のある攻撃を継続。縦パスからディフェンスラインの背後に抜け出した田中選手が先制し、その後も多彩な攻撃から追加点を挙げました。浦和は前後半ともに立ち上がりにチャンスをつくり、クロスボールから宇佐美飛斗選手や中山空選手がヘディングシュートを放ちますが、アロンザのGK百武緑選手が立ちはだかりゴールネットは揺らせませんでした。
グループIの初戦ではサンフレッチェ広島F.Cジュニア(広島)と小杉SC(富山)が好ゲームを展開しました。広島は5分、長尾昊馬選手のロングシュートがきっかけとなってCKを獲得。ゴール前に送り込まれたボールは一度は守備陣に阻まれますが、粘り強くこぼれ球に詰めた岩成浩和選手が先制のゴールを決めます。
対する小杉も10分、相手ボールをカットした中野蒼人選手が右サイドを突破すると、中央を駆け上がった嶺乗暁選手にスルーパス。「自分が勝たせるゴールを決める」と気を吐いた嶺乗選手が右隅に流し込んで追いつきます。さらに19分にも嶺乗選手がFKに頭で合わせ、逆転に成功しました。
後半に入ると広島もチャンスシーンを多く創出。31分のCKでは坂藤龍之介選手が蹴り入れた高精度のキックが相手のミスにつながり、オウンゴールで再び同点としました。2-2で試合を閉じ、勝ち点1を分け合っています。
大会2日目の12月27日(水)は1次ラウンドの第3節が行われたのち、勝ち上がったチームのラウンド16が行われます。
監督・選手コメント
山路光琉 選手(和歌山ヴィーヴォまつえ/和歌山)
2試合目は得点を決めるという気持ちが強かったので決めることができたと思います。前半は負けていましたが、ハーフタイムは切り替えていこうという気持ちでいました。負けていて決めないといけない状況だったので後半も決まってよかったです。縦に突破して相手を抜いていくのは自分の良さだと思います。この大会では決勝まで行って、決勝戦でハットトリックすることが目標です。
嶺乗暁 選手(小杉SC/富山)
先に取られたあとも切り替えて、勝たせるゴールを決めるという気持ちでプレーしました。(サンフレッチェ広島F.Cジュニア戦の)1点目は中野蒼人くんがパスカットして、そこから良いパスを出してくれたので絶対に決めようと思ってシュートを打ちました。2点目もボールがすごく良くて、僕も決めたいと思っていました。僕は突破してシュートを打ったり、味方につないだりするところが自分のストロングポイントだと思います。得点王を目指したいです。
高地系治 監督(サガン鳥栖U-12/佐賀)
全国大会の大舞台で何ができるかというのが本当の力だと思います。子どもたちは足元の技術を持っているほうだと思いますが、(初戦は)大舞台での緊張もありました。それを発揮できるようにやっていかないといけないですが、ただこういう舞台を経験できるのはここに来ているチームしかできないことです。そういうものは大事にしてほしいですし、強いメンタルを持ってやってほしいと思います。
吉野雅大 監督(浦和レッズジュニア/埼玉2)
いつも言っていることですが、練習でやっていることを試せるかどうか。(FCアロンザ戦の)前半は相手に合わせてしまったところがありました。後半は盛り返しましたが、決めないといけないところを決められず、相手はファーストチャンスで決めるという展開になりました。ファーストチャンスを決めるのは勢いに乗るためにも大事ですが、ネガティブに考えず、そこまでは運べていると考えて良い準備をしていきたいと思います。
開催期間:2023年12月26日(火)~12月29日(金)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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