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今年度1回目のエリートプログラムU-13トレーニングキャンプを大阪府J-GREEN堺で実施
2023年07月03日
6月28日(水)から7月2日(日)まで、大阪府のJ-GREEN堺でエリートプログラムU-13トレーニングキャンプが行われました。多くの関係者・選手所属チーム・所属学校・保護者のご協力とご理解のもと、全国各地から選抜された22選手が集まり、トレーニングや練習試合、レクチャーなどさまざまなプログラムに取り組みました。
初日のトレーニングは、選手は自分の長所を出そうと、互いに積極的にコミュニケーションを取り、良いプレーが随所に見られました。夜のミーティングでは古家信介ドクターより食事・睡眠についてレクチャーを行いました。
2日目の29日(木)は、午前・午後にトレーニング。夜のミーティングでは齋藤勝則トレーナーから「身体のケア」について実技を交えてレクチャーしました。
3日目の30日(金)午前には、選手たちにトレーニングの映像をフィードバックしました。三浦佑介監督より攻守において前向きに仕掛けることを伝え、各々自らのプレーについて客観的に考える機会となりました。午後にはガンバ大阪堺U-14とトレーニングマッチを行い、5-0(1-0、4-0)で勝利。夜のミーティングでは菅野淳コーチが「世界で戦うためのフィジカル」について話し、選手は刺激を受けました。
4日目の1日(土)は午前にフィジカル測定を行い、午後はトレーニングを行い翌日の紅白戦に向けて準備をしました。
最終日の2日(日)は午前に紅白戦を行い、両チーム共に勝利を目指し白熱した試合展開となりました。試合後の選手たちは充実した顔つきで、今後に生かすことができる実りあるキャンプとなりました。
監督・選手コメント
三浦佑介 監督(日本サッカー協会)
多くの方のご協力とご支援により、全国9地域から推薦されて集まった選手と今年度はじめてのエリートプログラムU-13トレーニングキャンプを実施することができました。派遣していただいた所属チームの関係者の皆さま、保護者の皆さま、開催にご尽力いただいたすべての皆さまにあらためて感謝いたします。
全国から集まったトップレベルのチームメイトと一緒にトレーニングする中で、「世界トップレベルを目指す」「攻守において前向きに仕掛ける」ということをテーマに活動を行いました。
期間中を通して、失敗を恐れずに積極的にチャレンジするように働きかけました。特に、攻守においてまず1vs1で負けない事、攻撃はペナルティエリアへの侵入回数を増やすこと、守備では前向きにボールを奪うことを強調して取り組みました。トレーニングを重ねるごとに選手同士のコミュケーションも活発になり、積極的にプレーをしてくれてどんどん成長する姿を見ることができました。
世界で活躍したいと大きな夢を持っている選手たちが、この活動を通じて得た刺激や経験をきっかけに、さらに成長していくことを期待しています。
GK 酒井孝大 選手(モンテディオ山形ジュニアユース村山)
今回のエリートプログラムU-13でのGKのテーマは積極的にプレーすること、確実にプレーすること、いいポジションからプレーすることでした。練習ではシュートを1回で確実にキャッチしたり、ポジション移動からのシュートの練習をしたり、相手からボールを奪うピックアップや、フロントダイブの練習をしました。僕個人のテーマとして、自分の武器を100%出し切り、その中で通用すること、通用しないことを知るということでした。僕は自分の武器として、身長を生かしたセービングや、キックのところを出し切れるようにプレーをしました。その中で、セービングは、ある程度通用することが分かったけれど、キックのところはタイミングを合わせたり、精度がまだまだ足りていないということが分かりました。他にもピッチ外では、最高のパフォーマンスをするために自分で考えて食事を盛ったり、しっかりと睡眠を取ったりして、自立して生活をすることが出来ました。これからもこのエリートプログラムで経験したことを生かして自チームでも成長していけるように頑張ります。
FP 下田翔太 選手(サガン鳥栖U-15)
この5日を通して色々なことを学ぶことが出来ました。ピッチ内だけではなくピッチ外の大切さもより強く感じました。コーチや監督など、様々な人に感謝しています。例えば齋藤トレーナーが、自分の怪我について向き合ってくれてとても助かりました。3日目にあったトレーニングマッチではキャプテンを務めました。キャプテンのむずかしさ、楽しさを存分に感じました。自分はこの試合でキャプテンを務められて光栄でした。また世界レベルのサッカーはボールを奪い、ゴールに繋げるが当たり前ですが、守備の強度であったり、攻撃の質をもっとあげないと世界レベルには絶対に到達しません。だから自分の課題を見つけてもっともっと成長してこういう場に帰ってこられたらなと思います。これからのサッカー人生はまだスタートラインだと思っています。絶対に夢を叶えて家族、今まで支えてくれた人達に恩返しできるように一生懸命頑張ります!
JFAエリートプログラムは、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。