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「全ての経験が天皇杯の優勝につながった」谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)インタビュー ~天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会~

アイリスオーヤマ
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2021年05月19日

「全ての経験が天皇杯の優勝につながった」谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)インタビュー ~天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会~

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会が5月22日(土)に開幕します。ここでは第100回大会を制した川崎フロンターレからキャプテンの谷口彰悟選手に登場いただき、前回大会の振り返りや天皇杯への思いを聞きました。

オンライン取材日:2021年4月15日

――昨年度は新型コロナウイルスの影響もあって通常とは異なる形式での開催となりました。その中で優勝を収めたわけですが、昨年の戦いをどのように振り返っていますか。

谷口 新型コロナウイルスの影響で本当に大会もどうなるかわからない状況で、例年とは異なるレギュレーションになりましたが、しっかり開催してくださった協会関係者を始め、協力してくださった方々には本当に感謝したいと思っています。チームとしては、リーグ戦で優勝して、天皇杯も取るという目標がありました。その目標を達成することができてすごくうれしかったです。川崎Fは天皇杯で優勝したことがなかったですし、100回目という節目の大会で初優勝できたことはすごくうれしかったです。

――川崎Fとしては国内三大タイトルを獲得したことになります。

谷口 非常にうれしいです。天皇杯を勝ち抜く難しさを含め、全てのタイトルを取ることの大変さは十分理解していました。また、天皇杯では元日決勝を経験できる幸せというか、喜びをすごく感じることができました。このチームが手にしていなかったタイトルの一つなので、そこをどうしても達成したいという思いは強かったです。昨年度は新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が7月から再開しましたが、振り返ってみると本当に怒とうの半年でした。ずっと試合が続き、張り詰めた状況が続いていた中で、1月1日までプレーすることになった。そういうシーズンが終わったという安堵も含め、いろいろな思いが重なった瞬間でした。

――全く異なるコンペティションを3つ優勝したことで、チームとしてもいろいろな大会に勝てる自負が出てきた感じはありますか。

谷口 それは間違いなくあります。やはり、それぞれの大会によって若干戦い方が変わってくるところがあります。トーナメント形式やリーグ戦で変わってきます。ここ数年、ルヴァンカップを優勝したり、リーグ優勝を勝ち取ったりした経験が全て天皇杯の優勝につながっていたと感じています。一発勝負だったり、ホーム&アウェイだったり、いろいろな戦い方を自分たちが経験して、実際に頂点に立つことで見えてくるものがある。そういった経験が全て生きて天皇杯を取ることができましたし、優勝したことで再び天皇杯を優勝したいという思いも強くなりました。そうなれば、そのためにどうすればいいかは優勝したからこそ分かるところもある。そうやってチームが強くなっていくんだと思います。このいい循環を続けて、どんどんタイトルを取っていけるような強いチームになっていきたいと思います。

――今年の川崎Fの選手からは日本のサッカーを引っ張るという言葉がよく聞かれます。

谷口 僕らは「川崎フロンターレのサッカーは面白いよね、フロンターレのサッカーを目指そうよ」というような存在になっていきたい。そういう志を持って今、戦っています。それを示すためには、やはり結果が一番大事。なおかつ、どういうサッカーをするのか、どういうものを大事にしながら日々戦っているのかを見せていかないといけません。そういう思いは、このチーム全員が持っていると思います。まずは結果で示すしかないかなと思っているので、そういった意味でも目の前の一つ一つの試合、大会に集中して戦っていきたいです。そうやってフロンターレが常に日本のサッカーをけん引するようなチームになっていければと思います。

――最後になりますが、今年の天皇杯に対する意気込みを教えてください。

谷口 天皇杯はディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指す大会で、また新しい戦いになるというか、いろいろなことを感じる大会になると思っています。そういった意味でも、本当に大事にしていきたいですし、もちろん優勝を狙っています。地道に勝ち進んでいかないといけない大会ですし、今年もチーム一丸となって戦っていきたいと思います。

※本インタビューの全編は、試合会場などでご購入いただける大会プログラムに掲載しています。

【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)
【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]

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