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フットサル日本代表を率いて5年 ブルーノ・ガルシア監督が任期を終えて退任

2021年10月26日

フットサル日本代表を率いて5年 ブルーノ・ガルシア監督が任期を終えて退任

日本サッカー協会は25日(月)、オンラインの記者会見を開き、2016年10月の就任から5年間フットサル日本代表を率いてきたブルーノ・ガルシア監督が退任に寄せる思いを話しました。

同席した北澤豪フットサル委員長は5年前を振り返り、ワールドカップ出場を逃して少し壊れてしまった日本のフットサルを託したブルーノ監督のその後のプロフェッショナルな仕事ともたらした成果に感謝するとともに、代表チームの強化にとどまらない日本フットサル界、ひいては日本サッカー界への多大な貢献についてメディアに語りました。

続けて話したブルーノ監督は、日本で過ごした5年を要約すると「誇り」と「感謝」であると話し、取り組んできた仕事がもたらした成果や、レガシーとして日本フットサル界に遺るものを誇りに感じると振り返りました。そしてその後は代表チームの仕事を支えた関係者や、日本での生活を不自由のないものにしてくれた全ての方々への感謝の意を語りました。

ブルーノ・ガルシア監督は2016年10月に、同じくスペイン人であるミゲル・ロドリゴ前監督の後を継ぐ形でフットサル日本代表監督に就任。同年2月にワールドカップ出場権を逃し、失意の底にあった日本フットサルを立て直すために、多くの選手、特に若手選手の発掘に着手し、経験豊富な選手たちとの融合と、日本の武器を磨くことを徹底して取り組んできました。自身も柔道家として世界を目指し、日本人の勤勉さや規律を重んじる国民性を十分に理解していたブルーノ監督は、日本のフットサルを追求。コロナ禍で1年半以上も国際試合の機会から離れてた間もブルーノ監督は選手たちとともに日本人の強みを生かした「守備」という武器を磨き上げ、ワールドカップ直前の強豪国との強化試合で選手の誰もが確実な手応えを感じるまでに強固なものに仕上げました。
北澤委員長は指導の手腕のみならず、フットサル界に持つネットワークも評価。「すでに複数のオファーは届いている」というブルーノ監督の今後の立場を考慮しながらも、ぜひ様々な形で関係を継続したい旨を話しました。

「セルジオ・サッポ、ミゲル・ロドリゴという前任者たちの、自分がバトンを受け継ぐまでの貢献に敬意を持っているし、いずれ日本代表を日本人監督が指揮するであろうその段階に向けて彼らと手を携えて一緒にやってきたと思っている」と、今後生まれる新しい歴史の礎となることに胸を張りました。「新監督が大きな幸運に恵まれることを祈っています。監督の幸運はそれすなわちフットサル日本代表の幸運だから」と最後まで日本フットサルの未来を気にかけていました。そして改めて、フットサル日本代表に大きなパワーを与え続けてくれたファンに感謝の気持ちと、今後も変わらない応援を呼びかけてフットサル日本代表監督としての最後の会見を締めくくりました。

フットサル委員長コメント

北澤豪 委員長
2016年にスタートしたブルーノ体制は、当初計画は4年という期間でしたが、ワールドカップが1年延長されたことによって5年となり、この期間を満了ということでブルーノ体制が終了します。ブルーノ監督には、日本代表の誇り、選ばれた自信、選ばれる理由や責任というものを誇りに感じさせ、そして覚悟を持って試合に挑むといったマインドを整えてくれました。毎回の出会いを大切にすることで団結ということも強くチームの中に落とし込んでくれました。指導者である前に素晴らしい人間であり、礼節、振る舞いや取り組み方やリスペクトする部分など、今の日本代表に植え付けてくれました。2016年のコロンビア大会出場を逃し、少し壊れてしまったところをブルーノ体制によって埋めていただき、アジアの予選はありませんでしたが、ワールドカップに出ること、そしてワールドカップの場で戦うこと、この先にも行けるという日本の可能性を発揮してくれました。また、代表チームの現場だけではなく、我々が深く追求しなければならない普及、強化、指導者養成のところにも関わっていただき、日本人指導者を育てるというミッションも一緒になってやってもらうことによって、全てにおいてブルーノ監督によってフットサル界、サッカー界が進化した5年間になりました。ブルーノ監督、本当にありがとうございました。

監督コメント

ブルーノ・ガルシア 監督
この5年間を要約させていただくと、それは「誇らしさ」と「感謝」の二つに尽きます。
誇らしさというのは、2016年の就任以来の目標であったワールドカップへの出場、そしてアジアで表彰台に立つということを達成できたこと。そしてもうひとつは、スペインやブラジル、パラグアイといった今回ワールドカップで対戦した列強国と競るゲーム、力比べをしながらも対抗できるゲームをすることができたという点で誇らしく思っています。また、もう一つはレガシーです。取り組みによって残すことができたものも誇らしく感じています。代表チームとして戦うときのゲームモデルであったり、チームスピリット、当初の計画から、ナショナルチームのアイデンティティを持つことを折り込みながらチームを作ってきたこと、そしてそのことをもってFリーグのクラブ、マネジメントの皆様、監督や指導陣の皆様と手を携えて進んでこれたことはレガシーになると思っています。そして、日本フットサル界をサポートできたことがあったとすればそれも誇らしく思います。それは代表チームで協働したスタッフ、その他にもFリーグで指導に関わる皆様、指導者養成に関わる皆様と一緒に知恵を働かせながら協働して育成・養成というところにも携わることができました。これは2016年以降のサイクルを経て、やがて日本代表の監督を日本人が率いていくことに近づけるものとなったと思っています。また、他に大きな誇らしさを感じるとことで言えば、日本代表を筆頭に、そこから階層別に年齢のバランスを保って強化をすることが出来るようになって、選手層の健全化というものを狙って取り組んできました。当初必ずしも良くはなかった選手構成を健全化することができ、今は若いタレント、中堅のタレント、そしてそれを引っ張るベテランの選手たちが揃っている状況になったと、そのことはとても誇りに思っています。

そして2つ目の感謝の気持ちですが、JFA職員の皆様に、これまでの私の取り組みを影となり支えてくださった関わってくれた全ての皆様、あるいは直接関わっていなくともサポートしてくださった皆様、また、代表チームで共に活動をして協働してきた仲間の皆さんに心から感謝を申し上げます。また、Fリーグの皆様、これまでお世話になったマネジメントの方、スタッフの方、すべての皆様にこの5年間私が進めてきたプロジェクトに大きな賛意をもって後押しをしながら協働してくださいました。そしてまたメディアの皆様。この2年間というのは(コロナ禍で思うように活動ができず)非常に苦しんだ状況ではありましたが、その間も変わらずサポートしてくだり、常に大きな力を与えてくださり、ありがとうございました。また、仕事の枠組みという点では他部門となるかもしれませんが、指導者養成事業、審判事業に携わってこられた全ての皆様にも心より感謝申し上げます。そしてなんと言っても、最大のエネルギーを私たちにくださったファン・サポーターの皆様。代表チームとしては、サポーターの皆様のために、そしてサポーターの皆様に向けてプレーをするということが全てだと取り組んできた中で、リトアニアでのワールドカップにおいても、距離は離れていながらもスクリーンの向こう側から大きな力をくださっていることはひしひしと感じていましたし、これまで1年半以上ゲームが出来ない状況が続いた中でも、常にエネルギーを送ってくださっていたことを感じていました。リトアニアで受けたエネルギーも含めまして感謝申し上げます。そして最後に、選手の皆さんに関しては、共に大会や国際試合を戦ったメンバーだけでなく、ここまでの道のりで代表チームを強化することに力をくれた全ての選手たちに感謝申し上げます。おそらく今も、そしてこの先も代表チームに入って公式大会を戦っていくということを目標にしながら取り組んでいくことと思いますが、そこに向けられた努力というのは何らかの形で実を結ぶと思うので、ぜひ引き続き頑張って欲しいと思います。そして、代表チームのスタッフの皆さん、直接的にこのチームを支え動かしていった仲間たちは、この5年の間、ひとり残らず最大の貢献をしてくれたことに感謝しています。
そして本当の最後に、これは一言忘れてはいけない感謝だと思うので、付け加えさせてください。日本の皆様に感謝申し上げます。代表監督ブルーノ・ガルシアとしてだけではなく、ひとりの個人として家族とともに、この日本での生活を送る中で非常に多くの助けと教えと支えをいただきました。日本にいる間は心地よく、快適に過ごすことが出来たのも、皆様のおかげだと思っています。
本当にありがとうございました。

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