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【Match Report】なでしこジャパン、南アフリカに5-0で勝利 新体制の初陣を飾る

2026年06月07日

【Match Report】なでしこジャパン、南アフリカに5-0で勝利 新体制の初陣を飾る

なでしこジャパン(日本女子代表)は6月6日(土)、大阪のYANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)で行われた国際親善試合で南アフリカ女子代表と対戦し、5-0で勝利しました。

「世界一奪還」を目標に掲げるなでしこジャパンは、狩野倫久監督体制での初戦に臨みました。日本は4-2-3-1の布陣を採用。GKに山下杏也加選手、最終ラインは右から清水梨紗選手、古賀塔子選手、南萌華選手、北川ひかる選手が並びます。中盤は長谷川唯選手と長野風花選手がダブルボランチを務め、2列目は左に宮澤ひなた選手、中央に藤野あおば選手、右に清家貴子選手を配置。最前線には谷川萌々子選手が入りました。狩野監督は新体制のキャプテンについて活動を重ねながら決めていく考えを示しており、この日は山下選手がキャプテンマークを巻きました。

日本は開始直後から積極的に(相手ディフェンスラインの)背後のスペースを狙い、開始25秒で先制します。長野選手が右サイドに展開し、清水選手がアーリークロスを送ると、中央で清家選手が押し込みました。

その後も主導権を握った日本は、中央を固める南アフリカに対し、左右のスペースを使いながら攻撃を組み立てます。19分には高い位置でのボール奪取から、清家選手が相手キーパーのニアを抜くシュートで2点目を記録。

22分にはカウンターからゴールを脅かされる場面もありましたが、山下選手が好セーブで阻みます。29分には谷川選手がペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを右隅に突き刺し、日本が3-0で前半を終えました。

後半開始から松窪真心選手を投入した日本は、流動的なポジションチェンジで南アフリカ守備陣を揺さぶります。49分には中央を崩した攻撃で、谷川選手のパスを受けた藤野選手が右足でゴール。さらに60分には右サイドで複数人が絡んで細かくパスをつなぎ、松窪選手との連係から藤野選手が左足で決め、5点目を奪いました。

その後も日本は攻勢を続けます。60分には田中美南選手と千葉玲海菜選手を投入し、73分には清水選手のクロスに田中選手が合わせてゴールに迫ります。

74分には林穂之香選手、籾木結花選手、竹重杏歌理選手を投入し、竹重選手は代表デビューとなりました。さらに86分には熊谷紗希選手と伊東珠梨選手が入り、伊東選手も初出場。終盤も松窪選手が決定機を迎えるなど攻撃の手を緩めず、守備でも南アフリカの反撃を無失点で封じました。

なでしこジャパンはこの後も大阪で活動を続け、6月9日(火)にJ-GREEN堺で南アフリカ女子代表とのトレーニングマッチに臨みます。

監督・選手コメント

狩野倫久 監督
準備時間が短い中でも、選手、スタッフが狙いを持ってチャレンジし、ゴールに向かうアクションや追い越す動き、ゴールを守る姿勢といったフットボールの本質的な部分を多く表現してくれました。前線は、相手の出方やシステムに応じて選手の特徴を生かす配置を考えました。うまくいった部分と、さらに成熟させるべき部分の両方がありましたが、選手の良さはよく見えたと思います。戦術的な狙いに、選手たちが自分たちの色を加え、コンセプトを超えるようなプレーをピッチで表現してくれたことも良かったです。途中から入った選手もエネルギーを与えてくれました。得点を仕留める部分は今後も追求が必要ですが、一丸となって勝利できたことに感謝しています。

MF #8 清家貴子 選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン/イングランド)
立ち上がりから(相手ディフェンスラインの)背後のスペースを狙う意識は強く持っていました。裏にアクションすることで間も空いてくるので、自分の特長を生かして相手のディフェンスラインを下げ、スペースを作れたらと思っていました。守備ではサイドバックにプレッシャーをかけるタイミングについて指示を受けていて、センターバックへの牽制も意識しました。チームとして前線全体で背後を狙う共通認識があり、その中で流動的に動きながらプレーできたと思います。1点目はゴール前に人がいないと感じ、ポジションを取っていたところにいい形でボールが流れてきました。2点目はトラップが少し外に流れましたが、今日は積極的にゴールを狙おうと思っていたので、シュートを選択しました。

MF #14 長谷川唯 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
相手のフォワード2人が(スペースのカバーよりも人の動きに)食いついてくることや、(相手ディフェンスラインの)裏が空くことが分かりやすかったので、背後を狙う形は作りやすかったです。ダブルボランチの位置でも一つ前で関わる場面が多く、周りを見ながらチームがボールを動かしやすい位置を意識しました。ただ、レベルが上がった相手に同じ形が通用するわけではないので、(ディフェンス)ラインの駆け引きやカバーをしっかりしてくる相手をどう崩すかは今後の課題です。守備では前から行けた部分がある一方、相手がボールを持てるチームになったときに、どれだけ我慢し、どこでアグレッシブに行くかの使い分けが大事になります。チームとして狙う形を共有しながら、個々の判断を高めることで、難しい局面でも気の利いたサポートを増やしていきたいです。

MF #15 藤野あおば 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
立ち上がりから勢いを持った守備ができ、その流れで得点できたことは、新体制の初戦としてポジティブな部分です。(相手ディフェンスラインの)背後を狙って、(最前線から)落ちた選手が作ったスペースを使うことは求められていた部分で、谷川選手とはお互いが受けられるタイミングで下りながら、宮澤選手や清家選手のスピードを生かす形を作れたと思います。守備では下がりすぎず、サイドバックやセンターバックにもプレッシャーをかけることを意識しました。リーチの長い相手には足の振りを早くしながら、自分のタイミングをずらさないことを意識しました。トップ下ではライン間でボールを引き出せた一方、下がって攻撃を組み立てる役割が多かったので、前線で自分の良さをどう出すかは考えながら積み上げていきたいです。

MF #16 伊東珠梨 選手(ノジマステラ神奈川相模原)
交代で名前を呼ばれた瞬間は緊張しました。残り時間は少なかったですが、自分にできることを考え、まずは守備から入ろうと意識しました。実際にプレーして、もっと相手に嫌な守備ができたと思いますし、攻撃でもパスを合わせる場面やターンできる場面があったので、そこは反省点です。代表活動の強度はこれまでプレーしていた強度とはまったく違うので、この基準でやっていかないといけないと感じましたし、女子ワールドカップで世界一奪還を目指すチームの中で、自分自身もより一層自覚と責任を持ってプレーしたいです。次に出場機会をいただけたら、持ち味である強度の高い守備やロングフィードをもっと出していきたいと思います。

MF #19 谷川萌々子 選手(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
最前線で(相手ディフェンスラインの)背後へのアクションを続けつつ、味方が背後へ動いたときには自分が下がってスペースで受けることを意識しました。特別な決まり事はありませんでしたが、誰かが下りたら誰かが背後へ抜ける関係性は、味方の動きを見ながら合わせられたと思います。ゴールの場面は、ターンしたときに相手の最終ラインが引いていたので、シュートを打てる時間がありました。前線からの守備で得点につながるシーンもありましたが、個人としてはもっとプレッシャーをかけたかったです。フィジカル面では相手に嫌なタイミングで体を当てられる場面もあり、さらに成長が必要だと感じました。女子ワールドカップに向けて、一つ一つのプレーの質を上げていきたいです。

国際親善試合

2026年6月6日(土) 15:50 キックオフ(予定) vs 南アフリカ女子代表
会場:大阪/YANMAR HANASAKA STADIUM(ヤンマーハナサカスタジアム)
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