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子どもたちとの意見交換を目的にした「JFA子ども会議」を初開催 ~子ども会議U-12 DAY1レポート~

2021年11月25日

子どもたちとの意見交換を目的にした「JFA子ども会議」を初開催 ~子ども会議U-12 DAY1レポート~

日本サッカー協会(JFA)はサッカーに関わる子どもたちが素直に意見交換し合い、日本サッカーの未来を語る場として「JFA子ども会議」を開催しています。2021年11月23日(火・祝)には、サッカーに関わる小学校5年生・6年生が参加した「子ども会議U-12」のDAY1をオンラインで実施しました。ファシリテーターとして今井純子JFA理事とキッズプロジェクトのメンバーである北野孝一さんが参加しました。

北海道や青森、茨城、千葉、栃木、埼玉、東京、神奈川、静岡、滋賀、大阪、宮崎、熊本と、全国各地から17名が会議に参加してくれました。また、海外での業務から帰国したばかりの田嶋幸三JFA会長も隔離先のホテルからオンラインで参加し、「今、みんなが思うことをどんどん言ってほしいです」とあいさつしました。

各参加者が順番に自己紹介をした後は、サッカーとの出合いについて語り、お互いに質問をし合いました。「好きなチームは?」、「好きな選手は?」といった質問に加え、雪国の子に対しては「雪が降ったら練習はどうするんですか?」、GKをしている子には「好きなGKは誰ですか?」など、それぞれの立場に応じた質問もなされ、オンライン上で親睦を深めていきました。

休憩を挟んだ後、進行役の今井理事から「サッカーのどんなところが好きか」、「コロナ禍でサッカーができなくなった時に感じたこと」、「規制が緩和されて再びサッカーができるようになって感じたこと」といった質問が投げ掛けられ、参加者はチャット機能を使って積極的に回答していきます。

そして「サッカーをもっと楽しむためにはどうすればいいと思うか」という質問については、3、4人ずつのグループに分かれて議論を行い、意見をまとめて発表する形を採りました。

議論後、参加者からは「ルールを変えて試合に出られる人の数を増やしたい」、「Jクラブのスタジアムでプレーしたい」、「自由にサッカーができる環境を増やしてほしい」など、さまざまな意見が出ました。女の子のグループからは「中学でも男女一緒にプレーできる環境がほしい」、「女子チームがあることをもっと多くの人に知ってほしい」という意見も出され、今井理事は「女の子だけの練習会など、身近でプレーできる環境をつくるようにしていくので、ぜひ続けてほしいし、仲間を増やしてほしいです」と呼び掛けました。

コメント

今井純子 JFA理事
JFAは2021年9月に100周年を迎えました。ここまでの歴史を振り返って感謝をしながら、これからの100年は皆さんが未来をつくっていくので、日本サッカーのどんな未来をつくっていこう、という決意をこの会議でまとめたいと思っています。今まで子どもたちの声を直接、聞く機会があまりなかったので、これからの未来に携わる本人たちの声をぜひ聞きたいと思って今回、初めて子ども会議を開催しました。みんなで日本サッカーの未来を考える3回の会議を行い、積み上げていきたいと思います。

田嶋幸三 JFA会長
(子ども会議DAY1 冒頭の会長挨拶より)JFAは100周年を迎え、次の100年に向けてスタートしました。次の100年をつくっていくのは君たちです。君たちが中心になってつくっていかなければいけない。そして、今、みんなが思っていることを、JFAはすごく大切にしたいと考えています。怒られるかな、お金がかかるな、と考えないで、今、みんなが思うことをどんどん言ってほしいです。次の突破口を開くのは君たちです。素晴らしい成績を残してきた先輩たちに続いて、もっといい成績を残せるようにしてほしいと思います。日本にはJリーグがあり、WEリーグができて、みんながサッカー選手として歩む環境が整ってきました。もっと良い環境にしていきますので、そのためにもみんなの意見をどんどん言ってください。

中島葵碧さん(小6)
まずは、JFA子ども会議に参加させて頂きありがとうございます。
最初は少し緊張しましたが、日本サッカー協会会長の田嶋さんとお話しさせて頂き、更に関係者の皆様のお陰で、リラックスして会議に参加することが出来ました。
今回は、全国から選ばれたサッカーが大好きな17人の仲間達と関係者の方々と一緒に、サッカーの好きなところや、もっとこうだったら良いと思うところについて話し合いました。
初めの自己紹介では、名前やニックネームの他、住んでいる場所や今ハマっている事などで、皆の個性や特徴をスムーズに覚えることが出来ました。サッカーを始めたきっかけや、今の事についても話し、そこから3人組に分かれて、サッカーをする上で今後どんな風になると良いかや、サッカーの好きなところについても意見を出し合いました。
遠く離れた、初めましてのサッカーが大好きな仲間達と、お互いの事について知り、話し合いの機会を持てたことは、とても嬉しく楽しい時間でした。
もっと多くの人達に、サッカーを大好きになって貰えるように、サッカーの素晴らしさを沢山伝えられるようなプレーヤーになりたいです。次の会議も楽しみです。今日はありがとうございました。

尾形采生さん(小6)
コロナ禍でも、このような場を用意して頂いたすべての皆様に感謝しています。
リモートでの開催でしたが、サッカーを通じて全国の仲間と交流できたこと本当に楽しかったです。
始まる前は、きちんと話せるかなと不安でしたが、みなさんとても明るい方々だったので、楽しく第1回目を終えることができました。
当たり前だと思っていたことが、そうではなかったり、自分では思いつかないような意見があったりと、とても勉強になりワクワクした2時間でした。
残り2回、日本のサッカーがさらによくなるようなアイディアが出せるように頑張ります。100年後には、サッカー好きな人がもっともっと増えたらいいなと思います。

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