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SAMURAI BLUE森保監督、「組織として個の力を出せる」チームでドーハの歓喜を目指す

2022年11月02日

SAMURAI BLUE森保監督、「組織として個の力を出せる」チームでドーハの歓喜を目指す

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は11月1日(火)、FIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバー26人を発表し、鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)、久保建英選手(レアル・ソシエダ)、4大会連続出場の長友佑都選手(FC東京)、吉田麻也選手(シャルケ04)らを選出。森保監督は「組織として個の力を出せる選手。ドーハの悲劇を歓喜に変えたい」と抱負を述べました。

11月20日に開幕するカタール大会で7大会連続7度目の出場で初のベスト8入りを目指す日本代表の大会メンバーは、26人中19人が初めてのワールドカップ挑戦で、前回ロシア大会までの経験者は7人。森保監督が率いてベスト4入りした昨年の東京オリンピックを戦ったチームからはオーバーエイジを除いて10人がメンバー入りし、若手と経験者の融合を図りながら進めてきた4年間のチーム作りが集約した構成となりました。

ワールドカップ初挑戦の顔ぶれには、UEFAチャンピオンズリーグの舞台でも存在感を示している鎌田選手や守田英正選手(スポルティングCP)、所属クラブで攻撃力を発揮している伊東純也選手(スタッド・ランス)、三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)ら今シーズン好調を維持している選手が揃いました。
猛暑の下でのハードな日程となった東京オリンピック代表を戦い抜いたチームからは、堂安律選手(SCフライブルク)、前田大然選手(セルティック)、チーム最年少となる21歳の久保選手らがメンバー入りしています。オリンピックも戦った相馬勇紀選手(名古屋グランパス)は、今年の夏のEAFF E-1選手権で大会MVPと得点王をダブル受賞する活躍で日本の9年ぶりの優勝に貢献しました。

メンバー最年長は39歳のGK川島永嗣選手(RCストラスブール)で、長友選手とともに4大会連続でサッカー界最高峰の戦いに挑むことになります。キャプテンの吉田選手と酒井宏樹選手(浦和レッズ)は3大会連続でのメンバー入りで、一緒にロシア大会を戦った柴崎岳選手(CDレガネス)、遠藤航選手(VfBシュツットガルト)も2大会連続での選出です。また、GK権田修一選手(清水エスパルス)は2014年ブラジル大会以来のワールドカップメンバー選出となりました。

東京都内でメンバー発表会見に臨んだ森保監督は、「選考は難しかったが、ワールドカップを戦う今のベストな選手。個のストロングポイントを持ちつつ、チームとして気持ちをつなげて連係連動して戦い、組織力として個の力を出すことができる選手を選考した」と話しています。

大会登録メンバーが従来の23人から26人に3枠増えたことで、「日本のストロングポイントを多く出せる特長を持った選手たちをプラスした」と述べて、世界の舞台で日本のプレーを見せたいという思いを示し、ワールドカップ初挑戦組が多くなった点についても「ワールドカップで成功したいという野心への期待」を明かしました。

カタール大会は従来の大会と異なる11月開催でヨーロッパではシーズン中のため、Jクラブ所属選手は10日を目途に現地入りして調整を始め、欧州組は所属クラブの試合が終了次第チームに合流する予定です。11月17日にはアラブ首長国連邦のドバイで大会前最後の国際親善試合でカナダ代表と対戦します。

グループEで戦う日本代表のグループステージ初戦は11月23日(水)でドイツ代表と対戦。その後27日(日)にコスタリカ代表、12月1日(木)にスペイン代表と対戦します。各グループ上位2位までがノックアウトステージに進出できます。

ベスト8以上という目標について森保監督は、「強豪ばかりで簡単ではないが、サポーター、国民の力を借りれば必ず目標は達成できると思う。世界の舞台で日本人一丸となって戦い、新しい景色を見て一緒に喜びたい。ドーハの悲劇を歓喜に変えたい」と強い決意を示しました。

コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今回の選考は、力を示してくれる選手たちが本当にたくさんいたので難しかったのですが、これまでの活動を振り返りながらコーチングスタッフと何度も議論を重ねて、ワールドカップを戦う今のベストな選手を選出したと自信を持っています。これまでの活動と選手が置かれている今の状況、ワールドカップでの戦いを見通して、総合的に考えました。個のストロングポイントを持ちつつ、チームとして気持ちをつなげて連係連動して戦い、組織力として個の力を出すことができる選手を選考しました。登録メンバーが3人増になったことで、我々日本のストロングポイントを多く出せる特長を持った選手たちをプラスしました。
ワールドカップ経験は大切ですし、経験者の力を借りて戦いたいという考えもあり、ポイントの一つでしたが、経験のない者は「ワールドカップで成功したい」という野心を持って戦ってくれると、エネルギーに期待して選考に至りました。伸びてきている経験の浅い選手たちの芽も大切にしなければならないですし、長期での戦いでチームとして様々なことも想定して結論を出しました。怪我で現在プレーしていない選手については、所属クラブのメディカルとの情報共有や現地に派遣したトレーナーとドクターが選手たちのコンディションを直接確認して、安心した情報を得て選考につなげました。
カタール大会では日本人の誇りを持ってチーム一丸となって最後まで粘り強く戦い抜く姿勢をサポーターと国民の皆さんにお見せしたい。「ドーハの悲劇」を「歓喜」に変えられるように、残された時間で最高の準備をしてみんなで喜べる結果を出したいと思っています。
これまで我々の活動を支えてくださったすべての方々にお礼を申し上げたい。サポーター、国民の皆さん、選手を快く派遣してくださった各クラブ、練習試合などで協力をいただいた高校・大学の方々、そして、日本のために戦おうと思ってくれていたすべての選手に敬意と感謝を申し上げたい。26人のワールドカップ戦士には、カタール大会でプレーしたくてもできない選手の思いや我々を応援してくれた方がいて前に進めることを胸に刻んで、日本代表の誇りと責任をもって戦ってほしいと思います。

反町康治 JFA技術委員長
SAMURAI BLUEは今回で7度目のワールドカップ出場です。しかし、残念ながらいつも脇役で終わっています。今回はカタール大会で主役として、ぜひともベスト8以上の成績を残して、新しい景色を見たいと思っています。ここまでコロナ禍の影響でなかなか思うようにチームの活動ができず、ワールドカップ最終予選も非常に厳しい戦いでしたが、そうしたなかで培った我々の強さを、この本大会で披露したいと強く思っています。今回、SAMURAI BLUEのチームの団長として最初から最後までしっかり責任を持って務めたいと思います。

田嶋幸三 JFA会長
前回のロシアワールドカップでベルギーに敗れてから4年と数か月が過ぎました。私たちは、まだ見ぬ新しい景色を求めて、森保監督と一緒にチームを作ってきました。この2年半は、残念ながら新型コロナウィルスの関係で思ったような強化ができないなか、チームを作ってオリンピックを戦い、ワールドカップ予選を無事に通過してくれたことに、森保監督に感謝します。勝利を目指して意思統一しながら個々の力を最大限に発揮し、ここまでチームを進化させてくれた多くの選手たちにも感謝したいですし、この選手たちを毎日育てている日本と世界のクラブの方々、少年団から中学、高校、大学と選手を育ててくれたすべての指導者の方々に感謝したいと思います。
今回、グループステージでは2度のワールドカップ優勝経験のあるドイツとスペイン、そしてブラジル大会でベスト8という、私たちがまだ見ぬ景色を見ているコスタリカと同じ組です。簡単な試合ではないですが、我々が目標とする新しい景色を見るためには勝たなければいけない相手ですし、2050年までにワールドカップで優勝するというJFA2005年宣言を考えると、この公式戦で強豪と対戦できることは、この上のない喜びであり幸せです。グループステージを突破してベスト16、ベスト8と駒を進めるべく、日本サッカー協会一丸となって進んでいきたいと思います。ワールドカップが夢のまた夢だった時代にサッカーを始め、応援してくださった多くの皆さま、オフィシャルパートナー、オフィシャルサプライヤー、サポーティングカンパニー各社の皆さま、すべての方々に感謝を申し上げます。

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