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アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第45回 小野明 ラオスサッカー連盟テクニカルダイレクター

2020年07月31日

アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第45回 小野明 ラオスサッカー連盟テクニカルダイレクター

2019年振り返り

昨年の5月1日よりラオス人民民主共和国のラオスサッカー連盟(以下LFF)テクニカルダイレクター(以下TD)に就任し、主に以下の①~④の活動をおこないました。
①LFF公認D級コーチ養成講習会+FIFAグラスルーツフットボールデー(以下GFD)を1都10県にて開催。
〇養成したD級コーチの総数:335名(男性 291名、女性 44名)
〇GFD参加者(子供)総数:2,000名(男性 1,086名、女性 914名)
〇各都県参加運営協力者総数:692名(男性 523名、女性 169名)
総参加者数:3,027名(男性1,900名、女性1,127名)
②TSG(テクニカルスタディの実施):AFC U-16選手権2020 予選ラオスラウンド 9月17日~22日
③FIFA会長ラオス訪問10月19日・20日:ラオスサッカーの現状と未来についてプレゼン。
④LFF総会2019 12月14日:2019年度活動報告と2020年度活動計画のプレゼン。

ラオスの指導者養成は、30年前の日本の指導者養成のように細分化されすぎており、サッカーの全体像(本質)からかけ離れたものになっていると、D級コーチ養成講習会を通じて強く感じました。
この問題を解決するために、昨年8月に、ラオス人のD級インストラクターを対象に日本のD級コーチ養成講習会の考え方と実技を英語に翻訳して紹介しました。ピッチでのコーチング・デモンストレーションも実施しましたが、言語の問題で、トレーニングのねらいやコーチの言葉がけの意図やタイミングが十分に伝わっていないと感じました。
しかし受講者の学ぶ姿勢は良いので、ラオスらしいサッカーのルーツ、考え方がラオスに浸透するまで粘り強く継続したいと思います。

2020年の目標

①MA公認C級コーチインストラクター養成講習会
②LFF公認C級コーチ養成講習会
③TSG:AFC U-19選手権2020ウズベキスタン10月14日~
昨年度からの懸案事項であるC級コーチ養成講習会を開催するために、JFA技術副委員長の小野剛氏からのアドバイスとサポートを受けながら、上記①②を同時進行で行う計画を立案し、2月よりスタートさせました。しかし新型コロナウイルス感染拡大により3月末よりすべてのスポーツ活動が禁止され、LFFの活動も停止しました。
その後ラオス政府は7月1日より感染防止対策の一部緩和を発表し、一定の条件下での練習・試合を許可しました。それを受けLFFも活動を再開し、7月11日よりラオストップリーグのプレミアリーグも始まりました。
私は、現在上記①~③の活動再開に向け、スケジュール他の再調整に奔走しております。

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