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きらぼし銀行による「夢の教室」を対面形式で玉川学園にて実施

2022年12月06日

きらぼし銀行による「夢の教室」を対面形式で玉川学園にて実施

JFAこころのプロジェクトは、11月21日(月)・22日(火)に学校法人玉川学園小学部の5年生4クラスを対象に、きらぼし銀行のご協力による対面形式での「夢の教室」を実施しました。

夢先生は、元サッカー日本代表の石川直宏さんと、2004年アテネオリンピックから日本代表として4大会連続出場し、4つのメダルを持つ競泳の松田丈志さんが登壇しました。

まずは、屋内の広場で行う前半の「ゲームの時間」からスタート。子どもたちは会場に到着すると夢先生と過ごすこの2時間にワクワク感を隠しきれないでいました。冒頭に、今回の「夢の教室」をご提供くださったきらぼし銀行さんよりご挨拶をいただき「ゲームの時間」が始まります。サッカーの石川さんが登壇したクラスでは、石川さんがリフティングをしながら登場し、子どもたちの心を掴んでいました。その後、アシスタントの出す課題を、夢先生と子どもたちが一丸となってクリアしていきます。4クラスとも最初はなかなかうまくいかない中、夢先生と何度も作戦タイムでアイデアを出し合い全力で取り組んでいました。そして、最後は驚異の集中力で見事クリアしました。

体を動かす「ゲームの時間」が終わると教室へ移動して「トークの時間」です。短い休憩時間に石川さん、松田さんそれぞれジャージからスーツに着替えをすませて教室に現れると、一足先に教室に移動していた子どもたちもビックリしました。

「トークの時間」の冒頭では、子どもたちが知らない石川さんの日本代表時代の試合映像や、松田さんの現役時代の映像などの紹介をして盛り上がると、その後はそれぞれが夢を持ったきっかけから夢に向かって進んでいく中で、挫折や苦しい思いを経て、夢に向かっていった様子を話しました。教室内を歩きながら子どもたちとコミュニケーションを取り、石川さんは「自分に自信を持ってコツコツ努力する」、松田さんは「アクションを起こし続ける。その先に成長がある」ことを伝えました。その言葉を聞く子どもたちは、みな一言も聞き逃がさない姿勢と最後まで集中している姿が印象的でした。また、「トークの時間」の後半では、松田さんの持っているオリンピックメダルを触らせてもらいみんな大感動でした。そして、最後には子どもたちがキラキラした目で、自分自身の夢を堂々と発表してくれました。

きらぼし銀行のご協力による「夢の教室」は、2023年にも実施を予定しています。

夢先生コメント

石川直宏さん(元サッカー日本代表選手)
約3年振りの対面授業で、とても楽しみにしていました。
子どもたちとの出会いも嬉しかったですし、距離感や繋がりを感じることができて良かったです。コロナ禍において、できないことよりもできることを工夫しながらこころのプロジェクトのみんなとオンラインでの授業を積み重ねてきたからこそ、今回の対面授業において新しい価値や変化、喜び、繋がりを感じられたのは感慨深いですね。
子どもたちは『ここぞ』という時の一致団結する力が凄かったです。また、自分の言葉でしっかりと自分の気持ちを伝えることができる児童が多いという印象を受けました。今日の授業で子どもたちから沢山のエネルギーをもらいましたし、こちらもエネルギーを発信できました。
こういった機会をいただいたきらぼし銀行さんには感謝しています。玉川学園の近くにも支店があるということで、子どもたちにもより身近で自分たちの力になっていることを感じたと思います。そういった方がいるからこそ『夢の教室』が成り立っていること、自分たちの力になってくれていることを感じてくれたのではないでしょうか。

松田丈志さん(競泳オリンピックメダリスト)
約3年振りに対面での教室をさせて頂き、まず私自身が「本当に楽しかった」と感じました。コロナ禍においてオンラインでの教室も何度もやらせて頂きました。東京にいながら遠くにいる児童と繋がれて、こちらの想いを伝えられるのは確かに便利でしたが、3年振りに対面でのゲームの時間・トークの時間をやって、「リアルな体験に勝るものはない」と正直に思いました。児童の発言や表情から反応を感じ、そこから生まれるコミュニケーションが楽しかったです。玉川学園小学部の児童の積極性にも驚きました。ゲーム、トークの時間ともに自ら発言する児童が多く、それでいてお互いの意見を尊重し合える雰囲気があって素晴らしかったです。すでに夢を抱いている児童も多く、少しでも私の話が児童の励みになれば嬉しいです。久しぶりの対面での夢先生に私自身も楽しく想いを込めて児童と向き合えた時間でした。これからもこの素晴らしい取り組みを全国の生徒に届けてほしいと思います。また、今回の授業の実施にご尽力いただきましたきらぼし銀行さんにお礼申し上げます。

支援企業コメント

小板橋秀光 様(きらぼし銀行 玉川学園支店長)
きらぼし銀行は2011年度より「夢の教室」を支援させていただいています。今回は当店と長く大切なお取引をいただいている学校法人玉川学園様において「夢の教室」を開催させていただきました。コロナ禍ではありましたが、学校法人玉川学園様とJFA様のご尽力により、当行の冠授業としては約3年ぶりの対面開催となりました。
前半ゲームの時間では、徐々に夢先生と生徒さんたちの一体感が生まれていく様子に驚き、後半のトークの時間では夢先生からの熱い想いに心を打たれました。そして、トークの時間の最後に、自分の「夢」を活き活きと語ってくれた生徒さんたちの姿もとても印象的でした。生徒さんたちにとって、自分の「夢」に向き合い、「夢」に向かって頑張ることの大切さを学ぶ良い時間になったと信じています。大人である私も、夢先生からのメッセージを受け取ったことで「もう少し頑張ってみよう」と前向きな気持ちになることができました。
当行はこれからも「夢の教室」のご支援を通じて、子どもたちの「夢」を応援してまいります。

学校コメント

河野峻平 先生(玉川学園小学部 5年楓組 担任)
玉川学園の5年生のために夢先生2名が来てくださいました。
石川直宏先生は好きで始めたサッカーでしたが、なかなか試合に出られず辛く苦しい時間が長かったけれど、その中で環境や人のせいにしないでコツコツ努力することでチャンスを掴み活躍することができたことをお話してくださいました。そして松田丈志先生はオリンピックでメダルをとるまでにあった苦労や挫折から、自分だけで努力するには限界があり、信頼できる人に相談して、人の力を自分の力に変えていくことの大切さをお話してくださいました。
2人の夢先生に共通することは、失敗や挫折を経験し、そこから這い上がるまで苦しい期間を耐え、努力し、結果を残したことです。
子どもたちは日本代表として活躍した一流アスリートでも、自分たちと同じように上手くいかないことがあり、悩みながら一歩を踏み出していることを知り、勇気をもらうことができました。また、思春期に入り周りの目を気にし始める5年生児童にとって、失敗や挫折からどう気持ちを切り換えて夢を叶えたかを一流の方から聞くことができたことは、とても貴重で心に残る経験になりました。是非、来年以降も夢先生に来ていただきたいと思っています。

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