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スペイン遠征を実施~JFAアカデミー今治ダイアリー~
2024年05月16日
JFAアカデミー今治では、3月22日から31日の期間でスペイン遠征を実施しました。
選手15名(8期生/中3 12名、四国地域推薦選手3名)は、スペイン・タラゴナで開催された「Costa Daurada Cap」に参加しました。U-17のカテゴリーで、スペイン国内だけでなくドイツやフランスなど32チームが参加する中、今の自分と向き合う素晴らしい機会となりました。オンザピッチでは、体格で勝る相手に最初は戸惑っていましたが、自分たちがトレーニングで取り組んでいることを再確認し、相手を圧倒する場面もありました。予選リーグを1位で通過し、決勝トーナメントも勝ち進み、迎えた決勝戦。1-1で決着がつかず、PK戦の末、惜しくも負けてしまいましたが、誇れる準優勝でした。また、得点王、最小失点GKはアカデミーの選手が受賞しました。
オフザピッチでは、食事でのマナー、時間の使い方などシチュエーションが変わる中でいかにポジティブに取り組めるか、持ち前の明るさで海外選手ともコミュニケーションをとり、積極的に取り組む姿は頼もしく感じました。
このスペイン遠征を通して学び得たものを、この先の自分自身に活かしていってほしいものです。
選手コメント
花田ここな 選手(8期生/中3/FC ツネイシ レディース)
私は、この10日間スペインに行かせてもらいとても強く感じたことが2つあります。1つ目は、大きな文化の違いです。日本では当たり前のように外に洗濯物を干して、翌日には乾くという生活を送っていたけど、海外では洗濯物を日本のように外に干している家庭は少なく、私達も実際に中に干すと全然乾かず、手洗いの不便を感じました。他にも、主食がパンなので米がなかなか出てこなかったり、凄いパラパラな米でした。また、いつも使っている箸はなくフォークとナイフが日本でいう箸のような基本のものでした。街の人はとても明るくてノリがとてもよくて、一緒に話していてとても楽しかったです。日本のようにこんにちはという挨拶から始まるのではなく、いきなり会話がはずんでいくような、まるで友達感覚のようでいいなと思いました。2つ目は、サッカーの面でたくさんの課題と成果が見つかりました。成果では、準優勝という結果を残すことができました。1試合1試合必死に戦い、相手に食らいつき、みんなで最後まで諦めずに頑張り点をたくさん取り、強豪にも勝利することができました。また、パスを回して相手のマークを外していき、攻撃していくパスサッカーでシュートチャンスも逃さず積極的に打ち、ゴールまで進む回数も増えました。課題では、準優勝という結果を残すことができましたが、実際には私たちのサッカーはほとんど通じず、相手に主導権を握られ相手の思うようにサッカーが進み自分たちにはチャンスはほとんどやってきませんでした。また技術面では、ゴール前で焦ってシュートを決め切れなかったり、ラストパスの制度が悪かったりしました。フィジカル面でも、体がとても強く体をぶつけてもビクともしなかったり、敵の背後を上手く抜け出してもすぐスピードで追いつかれたりしました。とても速かったのが印象的です。その中でも、ボールが相手から少し離れた隙を狙って体を入れてボールを奪えました。私の武器は、スピードです。海外にいって私はまだまだ遅いし、なにも通用することが出来ませんでした。速いと、もっと攻撃に早く参加することもできるし、敵の嫌がるプレーをもっとすることもできるので、これからは、技術面でもフィジカル面でももっともっと練習して、日本でも海外でもどのような環境の中でも、通用する選手になれるようにスペインでのことを主に日々の練習でも頑張っていきます!
石原明菜 選手(8期生/中3/FC今治レディースNEXT)
私がスペイン遠征を振り返っての成果は2つあります。1つ目は試合で前向きなチャレンジができたことです。例えば攻撃の場面では、ターンをして前を向くことやボールを失わずパスを回すことです。また守備の場面では予測してインターセプトができたことやしっかり最後まで相手について行き外に逃がすことができたことです。そうすることでチームの流れを作ることができたと思います。2つ目は海外の人とコミュニケーションがとれたことです。挨拶や注文の時などに積極的に話しかけることができました。そうすることで会話ができたときはとても嬉しかったです。課題も2つあります。1つ目は試合でのパスの質が悪いことです。うらへのパスなのか足元へのパスなのか相手の状況を見て判断することがまだ足りていないと感じました。改善するためにもっと見るということをやらないといけないと思いました。そうすることでテンポよくボールを回せるようになると思います。2つ目は試合で高いボールの競り合いに負けることが多かったことです。パントキックやロングボールを先に触ることができず相手が優位になっていました。改善するために相手よりも先にジャンプしたり、体を当てて相手の邪魔をしたりすることが大切だと考えました。また、毎日の食事で強い体を作れるような食事をとります。そうすることで少しずつ競り合いに勝てると思います。これらの成果や課題を活かしてこれからも自分の夢に向かって日々自分と向き合います。最後にこのようなスペイン遠征に行けたことは当たり前ではないと思うので感謝したいです。
近藤里咲 選手(8期生/中3/FC今治レディースNEXT)
私はスペインで得た成果と課題はサッカーと生活で1つずつあります。まずサッカーの成果は、粘り強い守備ができたことです。相手の強いフィジカルにも負けずに、最後まで当たり負けせず体をぶつけたり、足元の技術がある相手には、むやみやたらに足を出したりせず、しっかり対応できました。それができたので、いい守備からいい攻撃に繋げて点をとることができました。課題では、パスアンドコントロールの質が悪いことです。相手のプレッシャーが速くて強い中で、前向きにコントロールができずに、後ろ向きや浮いたコントロールをしていました。パスはコントロールが悪かったりボールだけを見ていたりして、インフォメーションが出せずパスの出し手と受けてのタイミングが合わないことが多くありました。それを改善するために、今後のトレーニングではパスコンはコントロールを顔が上がる位置にすることとパスに意図を持って取り組みます。他のポゼッションや紅白戦などでも顔を上げたりパスをしっかり前足につけたりします。海外の方とプレーをしたのは、とてもいい経験です。だからそれを自分のチームやアカデミーに持ち帰ります。具体的にはプレッシャーの速度を上げたり、体をぶつけた守備をしたりします。生活の成果ではスペインの文化を学べたことです。日本とは何もかも違うスペインに行き現地の人と話したり生活したりして、食文化、マナーや電車の乗り方など沢山の違いを学べました。生活の課題は時間を守って余裕を持って行動できなかったことです。できなかった理由は、自分のやりたいことをしてしなければならない準備などをしてギリギリにやっていたからです。日本に帰ってからはもっと余裕を持って行動します。そのために準備をしっかりします。私はスペインに行った10日間を無駄なものにしないように成果と課題を活かして、頑張ります。
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