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JFAフィジカルフィットネスB級コーチ養成講習会を初開催

2023年01月05日

JFAフィジカルフィットネスB級コーチ養成講習会を初開催

日本サッカー協会は12月10日(土)~14日(水)の期間に千葉県/高円宮記念JFA夢フィールドで、この度新設されたJFAフィジカルフィットネスB級コーチ養成講習会(前期/B1)を初めて開催しました。

本講習会は、2021年よりスタートしたJFAフィジカルフィットネスC級コーチ養成講習会の上位ライセンスとして、「フィジカルフィットネストレーニングを計画および実行する際に必要となる、より専門的な知識を会得し、フィジカルフィットネスに関して選手に指導できる人材を養成すること」を目的として、前期コース(今回の5日間)、後期コース(2023年12月予定/5日間)と2年にわたって開催します。

今回はJFAフィジカルフィットネスプロジェクトの菅野淳リーダー、指導者養成チーフの安松幹展氏、フィジカルフィットネスプロジェクトメンバーの中馬健太郎氏の3名がチューターを担い、全国各地から集まった24名が参加しました。

フィジカルC級で学んだ基礎的な知識をベースに、より深く運動生理学を学び、トレーニングの計画と指導実践では参加者自身が指導者役と選手役に分かれてトレーニングを実施するなど、座学だけでなく身体を動かしながら理解を深めました。さらに指導実践後にはGPSや心拍計で測定したデータをもとにトレーニングの振り返りを行い、グループワークや発表では参加者それぞれのバックグラウンドや経験を踏まえた多様な視点から意見やアイデアが出され、講義や実技以外の時間でもチューターや参加者という垣根を越えた活発なコミュニケーションが行われました。

フィジカルB級チューターコメント

安松幹展 さん(JFAフィジカルフィットネスプロジェクト/立教大学)
初めてのJFA公認のフィジカルフィットネスコーチB級養成講習会に参加された受講生の皆さんの、決して容易ではない運動・トレーニング生理学の講義で互いに助け合いながら学ぶ協力的な姿勢と、各種のフィジカルトレーニングを実体験し、その負荷と意義を理解しようとする積極的な姿勢に敬意を表したいです。
このコースは、アジアサッカー連盟(AFC)のAFC Fitness Coaching Certificate Course Level 1に対応した内容を遵守しつつ、日本独自の視点を織り交ぜたカリキュラムになっています。すでにスタートしているフィジカルC級で行った内容は復習程度に済ませ、毎晩の指導実践案の作成と日中の指導実践を毎日行いました。また、運動・トレーニング生理学の講義では、C級における「最低限知っておきたい知識」から、現場でのフィジカルトレーニングを計画・実践していく上で必要な、それぞれのトレーニングを行うための生理学的意義や生理学的効果をより詳細に学びます。これらの実践と講義は、3~4人のグループワークを基本としており、その中にはJクラブでの経験者やスポーツ系の大学院出身者など、グループの中でそれぞれのバックグラウンドで獲得してきた経験や知識を持ち寄って、課題を解決していくグループワークを基本としていることも特徴です。この濃密なグループワークによって、テキストに掲載されているグラフを鵜呑みにせず、クリティカルな視点で深く議論できたことは、今後のフィジカルトレーニングの指導への貴重な財産になったと思います。
記念すべき初のJFAフィジカルB級コーチを目指す皆さん、後期までの間の学習で、前期に学んだ内容を各チームで実践していただき、その成果と課題を熱く議論できるのを楽しみにしています!

参加者コメント

安野努 さん(アルビレックス新潟)
まず初めに、このようなコロナ禍の中、記念すべき第1回目のJFAフィジカルB級講習会を無事に開催していただき誠に有難うございます。また、AFCのアセッサーとしてオーストラリアからマーク氏にもご参加いただき、感謝しています。
今回の5日間は、講義と指導実践を繰り返す形式で、講義は主に運動生理学を理解し知識を深め、指導実践では具体的にトレーニングに落とし込み、指導者と選手役になって体験する形で行われました。サッカーのリアリティを追求しながら、その上で目的とするフィットネスの向上を図ることが出来ているか、理想と現実の中での難しさもありながらも、経験豊かな講師陣と多くの仲間に支えられとても濃い5日間を過ごすことが出来ました。この講習は2年またぎの内容になるため、クロージングでは受講生全員に後期に向けての課題も与えられました。今回の前期での学びを現場に持ち帰り、試行錯誤しながら日々成長できるよう努力を重ねたいと思います。

川原布紗子 さん(帝塚山学院大女子サッカー部)
私はこれまで大学院で学んだトレーニングやコーチング法をもとに現場で実践を行ってきましたが、フィジカルC級を受けた際に、技術や戦術を含めた、サッカーを中心としたプランニングやトレーニングの実践、現場で応用することを考えた運動生理学の講義が自身の中でとても深い学びとなり、今回受講を希望させていただきました。
最初は女性ということもあり、環境やコミュニケーション、実技に不安が大きかったですが、インストラクターや事務局の皆さまをはじめ、他の受講生の方々もあたたかく受け入れてくださり、性別、年齢、立場などをあまり考えることなく、議論や実践に取り組むことができました。今回の講習会を経て、さらなる学びが必要であることを実感した一方で、これまでの取り組みや考え方で皆さんと議論を交わせた場面や、フィジカルに携わる中での悩みやつまづきには共通したものがあると知ることができ、自信や安心を得ることができましたし、何事もまずチャレンジすることが大切だなと改めて感じることができました。今回のように、女性が思い切りチャレンジできる環境を整備してくださっていることに感謝し、その期待に応えられるよう今後も活動していきたいと思います。
最後になりますが、今回の講習会に関係する皆さまに感謝申し上げます。後期もどうぞよろしくお願いいたします。

伊藤豪哲 さん(びわこ成蹊スポーツ大学)
日本全国から同じ志を持った受講生の方、本コースのチューターである菅野氏と安松氏と中馬氏、そしてAFCからアセッサーとして参加していただいたマーク氏、事務局の方や補助学生の皆様に、心より感謝しています。私は現在のチームでは、テクニカルの面で関わることが多くありますが、多様な背景を持った受講生がいてくださり、講習会期間中に様々な会話や質問が飛び交い、新たな考えや知識などが身につき、非常に良い講習会になりました。また、チューターの方からの講義や指導実践での振り返りでは、理論を学びそれが現場でどのようにリンクしているのかを考えることができました。また、毎日指導実践をさせていただくことができ、学んだことをチャレンジする機会も多く作ってくださり、非常に良い時間になりました。本コースは約1年間の間の学習を経て、後期へと続きます。全員で合格できるようにこの1年間を大事にし、毎日を100%の努力で成長していけるようにしたいです。最後になりますが、改めて皆様ありがとうございました。後期ではよりレベルアップしてお会いしましょう!

土井和則 さん(JFAトレセン関西U-14総括)
記念すべき初のフィジカルフィットネスB級コーチ養成講習会を受講するにあたり、いつものことですが講習会への期待と、身体的負荷での実技や指導実践、運動生理学の専門知識についていけるのかという不安の中での受講となりました。
実際はじまってみると、講義ではペアワーク、グループワークの中で受講生同士がお互い意見や考えを出し合い、グループの中に1名は生理学の専門知識を持った受講生を入れていただくなどの配慮もあり、学習を深めることができました。また実技や指導実践では、受講生はフィジカルコーチの方ばかりではなく、私も含め監督やコーチなど様々な立場からの意見や多くのアイデアを学ぶことができました。1年間の間の学習で今回学んだことにじっくりと取り組み、後期/B2講習会でインストラクターの皆さま、受講生の皆さまにお目にかかれるよう頑張りたいと思います。
夢フィールドという素晴らしい環境の中で、学びの多い5日間を過ごすことができたことに感謝します。

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