埼玉県
名門同士の激しい戦いを制して江南南サッカー少年団が8度目の全国大会へ
新座片山フットボールクラブ少年団 0-2(前半0-0、後半0-2) 江南南サッカー少年団
JFA第44回全日本U-12サッカー選手権大会 埼玉県大会の決勝が11月22日、埼玉県フットボールセンターで行われました。対戦カードは新座片山フットボールクラブ少年団と江南南サッカー少年団。両者共に全国制覇の実績を持つ強豪同士の決勝は試合前の予想通り、意地と意地の激しいぶつかり合いとなりました。
前半、ペースを握ったのは新座片山。長身の大徳剛矢選手をターゲットにした攻撃とサイド攻撃で序盤から次々と江南南ゴールに迫ります。一方の江南南は得意のドリブルや新井大翔選手のポストプレーから展開を打開しようとしますが、なかなか得意の形に持ち込むことができません。前半は新座片山の攻勢を江南南がしのぐ展開が続きましたが、両チーム共に無得点で終了します。
後半開始直後から江南南の反撃が始まりました。吉野啓太選手のドリブルから狙いすましたシュートがポストを直撃します。新座片山も負けじと22分に美藤結音選手、23分には大徳選手が立て続けにシュート放ちますがゴールを決めることができません。26分、江南南は立石陽向選手がドリブルで相手陣内に侵入し吉野選手につなぐとゴール前の混戦に。そのこぼれ球を拾った村知空翔選手が狭い守備陣の間を抜け出して江南南が待望の先制点を決めます。
さらに30分、江南南の左からのCKは右サイドまで流れましたが、ボールを拾った吉野選手が慌てずにキープします。そこから得意のドリブルで相手をひきつけると左サイドに大きくサイドチェンジ。それを受けた中村蓮選手がゴール前にクロスを入れると、新井選手が合わせ、左右の揺さ振りから追加点を奪いました。
最後まであきらめない新座片山はロングボールやサイドからのドリブルから何度となくゴールを目指しますが、キャプテン箱田航大選手を中心とした江南南守備陣を突破できません。試合はそのまま終了し、強豪同士の激戦を制した江南南サッカー少年団が8度目の全国大会出場を決めました。
監督・選手コメント
飯塚正規 監督(江南南サッカー少年団)
前半、相手の圧力のある攻撃をよく我慢して凌いでくれました。後半は徐々にパスをつないでドリブルで攻める江南南らしさを出せるようになってきたところで先制点を取ることができました。先制点は5年生の村知選手が持ち味の技術の高さを活かして落ち着いて決めてくれました。2点目はケガから復帰した新井君が決めてくれてよかったです。全国大会までにさらにレベルアップできるようしっかり準備して2度目の日本一を目指します。
箱田航大 選手(江南南サッカー少年団)
磨いてきたドリブルや、みんなで声を出し合ってのプレーなど、今までやってきたことをすべて出すことができた優勝なのでとても嬉しいです。前半は押され気味でクリアしかできなかったけど、後半はマイボールにできて落ち着いてプレーできるようになったことが勝利につながったと思います。全国大会では感謝の気持ちでプレーして全国制覇したいです。
村知空翔 選手(江南南サッカー少年団)
自分のゴールで勝てたのでとにかく嬉しいです。仲間のシュートのこぼれ球をDFの間が開いていたので突っ切ってゴールしました。狭いところでしたが自信を持って抜きに行きました。全国大会ではたくさんゴールを取って優勝したいです。
| 優勝 | 江南南サッカー少年団 |
|---|---|
| 準優勝 | 新座片山フットボールクラブ少年団 |
| 3位 / 4位 | レジスタFC[A] / 大宮アルディージャU12 |
| 努力賞 | 新座片山フットボールクラブ少年団 |
準優勝：新座片山フットボールクラブ少年団
3位：レジスタFC[A]
4位：大宮アルディージャU12
