JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 大会・試合 > 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 TOP > 最新ニュース一覧 > 柏が劇的ゴールで“柏ダービー”を制する! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第4節

ニュース

柏が劇的ゴールで“柏ダービー”を制する! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第4節

2022年04月25日

柏が劇的ゴールで“柏ダービー”を制する! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ  2022EAST第4節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第4節が4月23日(土)、24日(日)に行われ、各地で熱戦が展開されました。24日の流通経済大学付属柏高校グラウンドでは流通経済大学付属柏高校(千葉)と柏レイソルU-18(千葉)による柏ダービーが開催されました。

ピックアップマッチ

流通経済大学付属柏高校 1-2(前半1-1、後半0-1)柏レイソルU-18

「お互い、よく知っている間柄」(柏・酒井直樹監督)のチームによる対戦は、序盤から白熱した攻防となります。

先手を取ったのはホームの流経大柏。3分にDF大川佳風選手(#2)がゴール前で得た直接FKで見事にゴールネットを揺らします。本来のキッカーではない大川選手ですが、「クロスボールの球種を増やすためにキックの練習をしてきた成果が出た」と振り返るファインゴールでした。

ただ、流経大柏の榎本雅大監督はこの得点後の時間帯について課題を指摘します。「『1-0でリードしているのだから』というサッカーになってしまった」とアグレッシブなプレーが減ってしまい、2点目を取りに行く姿勢が不足してしまったと振り返ります。柏のカウンターを受けるシーンも目立ち、11分と30分の決定機はGK木下晴喜選手(#25)のビッグセーブでしのいだものの、43分に柏U-18のFW栗田翔馬選手(#13)にゴールを許し、同点で折り返すこととなりました。

柏の酒井監督は、後半に入っても「思うような形にはなっていない」流れではあったものの、「どこかで相手も消耗してくると思っていた」と辛抱強く戦っていくことを選択します。その読み通り、終盤に流経大柏の動きが落ちると、柏にビッグチャンスが生まれます。

最初の絶好機は85分、FW山本桜大選手(#9)が巧みなドリブルから相手のファウルを誘ってPKを奪います。しかしこれは「何とか足を残して防いだ」GK木下選手のスーパーセーブにあってゴールは生まれません。ただ、山本選手はこれで折れませんでした。「絶対に自分が決めてやると思っていた」という思いが結実したのは90+4分のこと。「練習している形」という左サイドからのカットインから右足のミドルシュートがゴールネットを揺らし、土壇場で柏が逆転に成功。選手たちがゴールを喜ぶ中で終了のホイッスルが鳴り響き、今季のダービー第1戦は柏が2-1で制する形となりました。

惜しくも敗れた榎本監督は失点よりも「2点目を取れなかった」ことを悔やみ、対する酒井監督は「流経大柏さんが相手ですし、ゲーム展開としても本当に難しかった」と振り返りつつ、「本当に最後の時間までよくやってくれた」と、たくましく戦い抜いた選手たちの奮闘を称えました。

監督・選手コメント

酒井直樹 監督(柏レイソルU-18)
質で勝負しないと勝てない相手だと思っていたので、難しい流れになっている中でも、やるべきことをやろうと意識していました。第一波、第二波と(プレスが)来るので簡単ではないですが、ボールを奪ったあとに、もっと時間をコントロールできるようにならないといけないですね。一緒にプレーしていたOBたちが今季トップチームで何人も活躍してくれているのは選手たちの刺激になっています。

FW #9 山本桜大 選手(柏レイソルU-18)
(ゴールの場面は)PKを外してしまっていましたし、自分で行く気持ちしかありませんでした。あの角度のシュートは練習しています。今季のリーグ戦の目標は20得点なので、(ここまでの)2得点で満足はしていません。まだまだです。もっと守備でも貢献しないといけないし、走力も必要だと感じています。

榎本雅大 監督(流通経済大学付属柏高校)
こういうサッカーをしていたらこうなるという試合をしてしまいました。予想外に早い時間帯で1-0とすることができましたが、あのあとが良くなかったと思います。もっと外から攻められれば良かったですね。相手のカウンターにDFがしっかり対応できないシーンも多くて課題を感じたので、その点は今後しっかりトレーニングしていきたいと思っています。

GK #25 木下晴喜 選手(流通経済大学付属柏高校)
まず1本シュートを止められて悪くない入りができましたが、2失点して負けているので納得はできていません。失点場面も、コーチングでもっと強く言うなどできることがあったと感じています。今季はもともとCチームの予定の中でしたが、プレミアリーグでプレーできるチャンスが来て、負けたくない気持ちでやっています。

その他の試合結果

横浜FCユース 1-3(前半0-0、後半1-3)FC東京U-18
青森山田高校 0-1(前半0-0、後半0-1)JFAアカデミー福島U-18
桐生第一高校 0-0(前半0-0、後半0-0)市立船橋高校
前橋育英高校 2-1(前半1-0、後半1-1)大宮アルディージャU18
川崎フロンターレU-18 3-1(前半1-1、後半2-0)横浜F・マリノスユース

横浜FCユース(神奈川)とFC東京U-18(東京)の試合は、互いにスコアレスで試合を折り返しましたが、後半に入ると、FC東京がFW熊田直紀選手(#9)のゴールを皮切りに3得点を挙げ、勝ち点3を手にしました。JFAアカデミー福島U-18(静岡)は、開幕連勝中の青森山田高校(青森)のホームに乗り込んでの一戦。55分のMF齋藤晴選手(#7)のゴールが決勝点となり、AC福島が今季初勝利を挙げました。桐生第一高校(群馬)と市立船橋高校(千葉)の高体連対決は互いに無得点に終わり、勝ち点1を分け合いました。大宮アルディージャU18(埼玉)をホームに迎えた前橋育英高校(群馬)は、MF小池直矢選手(#9)の2ゴールにより、2-1で今季2勝目を挙げました。川崎フロンターレU-18(神奈川)と横浜F・マリノスユース(神奈川)による神奈川ダービーは、横浜FMが先制するも、川崎Fが3得点を挙げて逆転勝利。川崎Fが暫定で首位に立ちました。

大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

大会情報はこちら

アーカイブ

過去の大会はこちら

JFA Youth & Development
Official Partner

  • トヨタ自動車株式会社
  • ニチバン株式会社
  • 株式会社モルテン

JFA Youth & Development Programme(JYD)

  • JFA Youth & Development Programme(JYD)

大会公式X(旧Twitter)

  • 大会ハッシュタグ #高円宮U18
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー