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【ホットピ!~HotTopic~】男女が出場!アジア競技大会、いよいよ幕を開ける!
2026年09月08日

日本で3度目、32年ぶりの開催
オリンピックのアジア版ともいわれるスポーツの祭典「アジア競技大会」は、1951年にインドのニューデリーで始まりました。4年に1度、オリンピックの中間年に行われるのが通例です。愛知・名古屋を中心に行われる今大会は第20回。日本で開催されるのは、1958年の東京、1994年の広島に次いで3度目です。
日本で初めて開かれた1958年大会に向けて建設されたのが旧・国立競技場です。この地には1924年から明治神宮外苑競技場がありましたが、アジア競技大会の開催に向けて整備され、大会開催年の3月に建て替えが完了しました。そして、この大会の成功は、日本の高い運営能力を示す機会となり、翌1959年に決まった1964年のオリンピックの東京開催にもつながったといわれています。
男子サッカーは第1回から継続して実施され、2002年の釜山大会からは23歳以下の選手を基本とし、オーバーエイジ選手を3人まで登録できる方式となりました。年齢制限のない女子サッカーは、1990年の北京大会で初めて種目に加えられました。

アジア競技大会の初開催の舞台となった国立競技場。日本の運営能力の高さを示した
男子は2010年大会で初優勝を果たす
男子はこれまで優勝1度、準優勝3度の成績を残しています。いずれも年齢制限が導入された2002年大会以降の実績です。初優勝は2010年に中国の広州が舞台となった大会でした。永井謙佑、水沼宏太、山口蛍らを擁したチームは、決勝でアラブ首長国連邦を1-0で下し、グループステージから7戦全勝、失点はわずか1という見事な成績で金メダルを獲得しました。この大会ではなでしこジャパン(日本女子代表)も初優勝を果たし、アジア競技大会で男女が共にタイトルを獲得した唯一の例となっています。
コロナ禍で開催が1年延期となり、中国の杭州で開かれた2023年の前回大会は、U-22日本代表が参加。大岩剛監督が率いるチームは順調に決勝進出を果たしましたが、韓国との試合は先制したものの逆転を許して1-2で敗戦。同じく韓国に、延長戦の末に1-2で惜敗した2018年のジャカルタ・パレンバン大会に続く、2大会連続の銀メダル獲得となりました。

2010年の広州大会ではグループステージから7連勝で初優勝を飾った
大岩剛監督の指揮の下、2度目の優勝へ
4大会ぶり2度目の優勝を目指す今大会には15チームが出場します。4チームずつの3グループ、3チームの1グループの計4グループに分かれ、総当たりのリーグ戦(グループステージ)を行い、各グループ上位2チームが準々決勝に進出して優勝を争います。日本はグループAで試合順にホンコン・チャイナ、キルギス、タイと対戦。指揮を執る大岩監督は「いずれも実力のあるチーム。どの試合も厳しくなる」と気を引き締めています。
今大会に臨むU-21日本代表の23人のうち、海外クラブ所属の選手は、昨シーズンの欧州のカップ戦にも出場したDF市原吏音(AZアルクマール/オランダ)、今シーズンのブンデスリーガ開幕節でリーグ戦に初出場したDF小杉啓太(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)など4人です。また、MFの中島洋太朗(サンフレッチェ広島)、嶋本悠大(清水エスパルス)、FW横山夢樹(セレッソ大阪)は、今シーズンのJ1リーグでスタメンに定着しています。GK荒木琉偉(ガンバ大阪)、DF市原、MF大関友翔(川崎フロンターレ)、FWンワディケ ウチェブライアン世雄(オールボーBK/デンマーク)らは、今年1月のAFC U23アジアカップサウジアラビア2026で日本の連覇、3度目の優勝に貢献したメンバーです。
大会での成績はもちろん重要ですが、こうした選手たちの成長を促す舞台でもあります。大岩監督が率いるこのチームは、2028年の第34回オリンピック競技大会(2028/ロサンゼルス)を大きな目標としています。さらに、同監督が来年3月にSAMURAI BLUE(日本代表)の新指揮官としての初陣を控えていることもあり、選手たちにはより高みを目指し、真剣勝負のアジア競技大会を機に大きく飛躍することが期待されています。

大岩剛監督(右)の下、4大会ぶり2度目の優勝を目指す(写真は前回大会)
女子は優勝3度と好成績を収める
これまで9回行われてきた女子サッカーで、なでしこジャパンは素晴らしい成績を残しています。前述のように2010年大会で初優勝し、優勝3度は中国、朝鮮民主主義人民共和国(DPR Korea)と並ぶ最多タイ。これまで全大会で3位以上の成績を収めています。今大会は2018年、2023年の大会に続く3連覇が懸かります。
初優勝を果たしたチームには澤穂希、熊谷紗希、そして現在はコーチを務める近賀ゆかりらが名を連ね、その成果を翌2011年のFIFA女子ワールドカップ初優勝につなげました。2度目の優勝となった2018年大会は岩渕真奈、田中美南、長谷川唯といった選手が活躍。前回の2023年大会は、同時期になでしこジャパンが国際親善試合を戦うため、アジア競技大会日本女子代表として参加。全6試合で39得点を挙げる攻撃力を発揮し、連覇を達成するとともに、日本の底力、選手層の厚さを示しました。

2023年の杭州大会は、谷川萌々子(写真)ら攻撃陣が躍動して連覇を果たした
優勝を目標に掲げるなでしこジャパン
今大会は、参加12チームを4チームずつ3グループに分けて総当たりのリーグ戦(グループステージ)を実施します。そして、各グループの上位2チームと、同3位のうち成績上位2チームが準々決勝に進出します。日本はグループEで、タイ、ベトナム、チャイニーズ・タイペイの順に対戦します。前回大会でも指揮を執り、今年5月からなでしこジャパンを率いる狩野倫久監督は「各チームともタフに戦ってくる」と、厳しい戦いを予想しています。
大会に臨むメンバーは23人。海外クラブに所属するのはGK大場朱羽(レンジャーズFC/スコットランド)のみで、22人は主にWEリーグでプレーする選手たちです。昨シーズンのWEリーグ最優秀選手賞に輝いたMF成宮唯、同じく得点王のFW吉田莉胡(共にINAC神戸レオネッサ)などが名を連ねたほか、前回大会の優勝を経験しているMFの塩越柚歩(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ)らも頼もしい存在です。なでしこジャパン初招集が半数近いフレッシュな顔触れも注目されます。
狩野監督、そして佐々木則夫JFA女子ナショナルチームダイレクターは、「日本で開催される大会。優勝を目標に掲げている」と口をそろえています。8月20日には、ブラジルが舞台となるFIFA女子ワールドカップ2027の日程が発表されました。来年6月24日の開幕まで約9カ月。世界一奪還を目指すなでしこジャパンにとって、さらなるレベルアップや人材発掘の場として、このアジア競技大会が持つ意味は計り知れません。

大会3連覇に向けて、狩野倫久監督(左)が率いるなでしこジャパンの戦いが始まる
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