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2021年度JFA女性リーダーシッププログラム 最終モジュールを開催

2021年10月28日

2021年度JFA女性リーダーシッププログラム 最終モジュールを開催

10月24日(日)、25日(月)の2日間にわたって、JFA女性リーダーシッププログラムの最終モジュールが開催されました。最終モジュールでは、これまでの講義で学んだ知識を生かして、個人及びグループ課題の発表を行いました。前回8月末に実施した第3モジュール後、各受講生は約2ヶ月をかけて準備してきました。

1日目の個人発表では、「本プログラムを受講し、自組織において、自分自身あるいは今後他の女性人材の輩出・活躍に向けて、現状分析とプランの発表」をテーマにし、各受講生ともに、自組織の現状分析、課題把握をもとに、「自組織における女性活躍の推進」「女子サッカーの普及・発展」「選手のセカンドキャリア」といった内容について、実践していくための具体的なアクションプランを発表しました。それぞれの所属組織における役割から捉えた課題は様々ではありますが、「自組織を何とかしたい」「女性活躍を進めたい」「女子サッカーを普及していきたい」などの想いは共通のものが感じられました。

2日目のグループ発表では、受講生を都道府県サッカー協会、クラブチーム、連盟など4つのグループに分け、「2021年9月に開幕するWEリーグの成功に向け、具体的アクションプランを策定する」をテーマとしました。それぞれの立場から「WEリーグだけでなく、女子サッカー全体の発展、ひいては日本サッカー全体の発展にどのように繋げていくか」「女子サッカーやWEリーグの価値を、どのように向上させていくか」といった内容を発表しました。グループ間でのコミュニケーションはオンラインであったものの、課題への取り組みを通して、2期生同士の繋がりも強化されたように見られました。

また、本プログラムの最終講義の位置づけとして、25日(月)には、「女性リーダーシップシンポジウム」を開催し、受講生も視聴しました。シンポジウム後には、プログラムの修了式を行い、二期生12名全員に修了証と記念のボールが授与されました。JFA田嶋会長、そしてWEリーグ岡島チェアから修了のお祝いと今後への期待や激励の言葉が贈られ、4ヶ月にわたり実施されたプログラムの全日程が無事に終了しました。

受講生コメント

岸田直美 さん(一般社団法人兵庫県サッカー協会)
「本当に、この方向性で良いのだろうか?」いつも、決断の時に悩み苦しみ後悔…。そのような中、一筋の光と温かい仲間という財産をこの研修会で得ることができたことに感謝します。まだまだ、日本の女子スポーツ界の課題は多く、その中でも女子サッカーは先陣をきってプロリーグの立ち上げや女性リーダー研修、記念イベントなどを通じて幅広い世代へのアプローチなどを行っています。それでも、まずは女子サッカーという中で悩みや方向性などを話し合える「仲間づくり」という観点のある研修会の実施は課題解決への一つの資産になり得ると確信しています。この研修会が3期、4期と続き、我々2期生も何らかの形でこの研修会と共に成長できればと思っています。
女子サッカー界での活躍において、選手だけではなくスタッフや運営サイドも共に進化し輝くためにも、この研修会の実施を継続していただきたいと願います。

小室瑞紀 さん(ノジマステラ神奈川相模原)
この度は貴重な機会を頂き、誠にありがとうございました。最終モジュールでは個人課題・グループ課題の発表を行い、受講生の皆さまの思いにふれ、たくさんの気付きを得ることができました。また、課題を通して自分の思いをプレゼンすることで、改めて自組織について考える機会になりましたし、改善に向けた行動を起こしていく決意の場になりました。今回受講した「女性リーダーシッププログラム」では、シンポジウムも含めて講師の皆さまの毎回のお話に刺激を受け、自分自身の考え方を変えるきっかけにもなりました。そしてこの研修で出会った受講生の皆さまには、研修の時間以外にも支えていただき、感謝しかありません。この経験や出会いを大切に、自組織さらにはサッカー界に還元できるよう、日々取り組んでまいります。

北本綾子 さん(オルカ鴨川FC)
このプログラムを受講させていただき、講師の方々からの情熱に圧倒されながらも、多くの学びと刺激、そして一歩踏みだす勇気をもらいました。最終モジュールは、これまでの講義やディスカッションから学びを深めてきたことを踏まえて、個人発表とグループ発表が行われました。個人発表では、「自組織において現状分析とプランを策定する」という内容で個性豊かな発表がなされ、グループ課題では、受講生それぞれの立場から、「女子サッカーの発展、価値向上に向けて」幅広い観点で検討したポジティブな内容が飛び交い、会場は意欲で満ち溢れていたように感じました。また同時に、それぞれが、この発表を通して「自分ごと」として行動していくことへの誓いの場となりました。今回新たに出会った大切な仲間と共に、困難をも楽しみながら一つずつ積み重ねて進んでいきたいと思います。

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