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育成年代選手の“適性の診断と育成”への理解を深めるプログラム「JFA TIDラーニング」をスタート

2026年06月01日

育成年代選手の“適性の診断と育成”への理解を深めるプログラム「JFA TIDラーニング」をスタート

日本サッカー協会(以下、JFA)は今年、全国のサッカー関係者を対象とした新たな学習プログラム「JFA TIDラーニング」(JFA Talent Identification and Developmentラーニング)を開始します。

これは、育成年代の選手に対する「適性の診断と育成」への正しい理解を促し、実践的なスキルを体系的に学ぶためのプログラムです。育成年代の指導者からプロチームのスカウト、または保護者の方にも受講していただける内容となっています。
競技を問わない普遍的な内容となっているため、サッカー以外の競技に関わる方々の受講もお勧めします。

Talent Identification and Developmentとは

従来の選手発掘・育成は、体格や足の速さなどで他を上回っている子どもを早い段階で選抜して指導するというのが一般的でした。現在は、その考え方を転換し、全ての子どもが持つ個別の適性を見極め、個々が持つ長所を最大限に引き出すために、それぞれの子どもたちに最適な育成環境を提供する、包括的かつ継続的なやり方へと変化しています。
そのプロセス全体を「タレントID(Talent Identification and Development)」と呼びます。子どもたちが持つ潜在能力や成長の兆し、数字に表れにくい素質などを多角的な視点で観察し、その能力を伸ばしていくための適切な練習課題や安心して挑戦できる環境、仲間や家族からの支援を提供することが、われわれ関係者に託された使命だと考えます。

JFA TIDラーニング 概要

タレントIDにおける「診断」の5つの柱と「育成」の5つの柱を軸に構成し、それぞれの概念について学ぶことができます。

【「診断」の5つの柱】
①セーフガーディング 選手の安全と健康と権利を守るルールを理解する
②選手の成長曲線 身長発育速度ピーク年齢(PHV)、相対年齢効果(RAE)、生物学的年齢、成熟度を考慮し、個の成長段階に合わせる
③バイアスの認識 バイアス(無意識の偏見、思い込み)に気づき、公正な診断を行う
④ポテンシャルとパフォーマンス 現在のプレーと将来の可能性をバランスよく観察し、見えるものと見えないものを把握する
⑤多面的評価と追跡 技術・戦術・フィジカル・メンタル・社会性など、幅広く多くの目で評価し追跡する

【「育成」の5つの柱】
①人間性の育成 人としての成長を支える、自主自立、自己管理を促す
②長期的視点 将来を見据えた育成の重要性を認識し、個に合ったパスウェイを整える
③ワクワクする日常の練習 試合よりも質が高い日常の練習を創意工夫する
④個別アプローチ 個別最適な成長をサポートする
⑤世界のサッカーに触れる 世界の様々なサッカー文化に触れる、経験させる

<受講について>
形式 オンライン(Eラーニング)
受講費用 無料(今後、有料コースも追加予定)
受講資格 JFA IDを取得済みの方はどなたでも受講が可能です。お持ちでない方は以下のウェブページより取得ください。
URL:https://jfaid.jfa.jp
申し込み 以下のウェブページよりお申し込みいただけます。
URL:https://www.jfa.jp/coach/jfa-tid-learining/

JFA TIDラーニングが目指すもの

JFAは「JFA2005年宣言」において、「JFAの約束2050」として2050年までにFIFAワールドカップを日本で開催し、日本代表がその大会で優勝することを“約束”しています。日本サッカーの強化と持続的な発展のためには、素晴らしい選手が次々と送り出される環境づくりとそのための取り組みが不可欠です。子どもたちの才能が偶発的に発見されるのを待つのではなく、明確な意図をもって診断し育成するサイクルを構築すること、その仕組みの中で全ての子どもたちが持つ固有の適性が、適切な時期に、優れた観察眼を持った指導者・スカウトと出会う環境が日本全国でつくられること、それが、本プログラムの目指すところです。

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