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【ホットピ!~HotTopic~】FIFAワールドカップ2026がいよいよ幕を開ける
2026年06月04日

過去最大規模の大会を3カ国で共催
世界中のサッカーファンが待望するFIFAワールドカップの開幕が、刻一刻と迫っています。国際サッカー連盟(FIFA)に加盟する211の国・地域の代表チームが世界一を競うサッカーの祭典。今回はアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国、16会場が舞台となり、共同開催は2002年の日本/韓国大会以来となります。現地6月11日にメキシコの首都メキシコシティで開幕する大会は、7月19日にアメリカのニューヨーク/ニュージャージーで決勝が行われます。
前回のカタール大会から大きく変わったのは出場チーム数。日本が初出場した1998年のフランス大会から32チーム参加が続きましたが、今回はその1.5倍となる48チームで争われます。それに伴い、大会期間は4年前の29日間から39日間へ、試合数も64から104にそれぞれ増えました。
今大会は4チームずつ12グループに分かれてグループステージを行い、1回戦総当たりのリーグ戦によってグループ内の順位を決めます。各グループ上位2位までと、3位の12チームのうち成績上位の8チームを合わせた計32チームが突破。ラウンド32以降は、負ければ終わりのノックアウト方式で行われます。頂点を極めるには、これまでより1試合多い8試合を戦い抜かなければなりません。
予断を許さぬ戦いが待ち受ける、実力拮抗のグループステージ
8大会連続8度目のワールドカップ出場となるSAMURAI BLUE(日本代表)の選手は、5月15日に発表されました。「世界で勝つために最高の26人を選ばせてもらった」と話した森保一監督が選出したのは、前回のカタール大会を経験した選手とワールドカップ初挑戦となる選手がそれぞれ13人。最年長は39歳の長友佑都選手(FC東京)で、最年少は21歳で大会に臨む後藤啓介選手(シントトロイデンVV/ベルギー)。長友選手はアジアでは初となる5大会連続出場の偉業です。Jリーグのクラブからは長友選手のほか、GKの早川友基選手(鹿島アントラーズ)、大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)の3人が名を連ねました。
長友選手はアジア勢初となる5大会連続メンバー入りを果たした
審判員も日本からは荒木友輔主審、三原純副審が選出されました。開催国の一つであるメキシコは、日本の審判史にもゆかりが深く、1970年大会では丸山義行氏が日本人として初めて副審を務めました。また、日本のグループステージ第2戦となるチュニジア戦が記念すべきワールドカップ1000試合目となりますが、その一戦が行われるモンテレイでは、1986年大会で髙田静夫氏が初めて主審の大役を任されました(スペイン対アルジェリア)。
今大会でグループFに入った日本は、同グループでオランダ、チュニジア、スウェーデンの順に対戦します。今年4月1日に更新されたFIFAランキングによれば、それぞれの順位は18位、7位、44位、38位。オランダとチュニジアの差は37で、グループDの24(アメリカ16位、パラグアイ40位)に次ぐ少なさ。各チームの力が接近していることを示す一つのデータといえるかもしれません。前回のようにワールドカップ優勝経験国はいないものの、予断を許さぬ戦いが待ち受けています。
2010年南アフリカ大会のグループステージ第2戦でオランダに0-1の敗戦。今大会で雪辱を果たせるか
過去の対戦歴では、オランダとは1分2敗。ワールドカップでは2010年南アフリカ大会のグループステージ第2戦で0-1と敗れています。オランダはワールドカップで準優勝3度を誇る強豪で、前回大会の準々決勝で優勝したアルゼンチンにPK戦の末に敗退。今回も各ポジションにトップクラスのタレントをそろえ、初の世界一を目指します。チュニジアとは2002年大会のグループステージ最終戦で顔を合わせ、森島寛晃氏、中田英寿氏の得点により2-0の勝利。日本はグループ首位で初の16強入りを果たしました。通算5勝1敗と分は良いものの、キリンカップサッカー2022の決勝では0-3と敗れるなど、侮れない力を秘めています。スウェーデンとはワールドカップで初めて対戦します。日本はこの北欧の強豪に、過去1勝3分1敗の成績。ただし、その1勝は実に90年前のベルリンオリンピックにさかのぼります。フィジカルに優れた強力な攻撃陣は、対戦するどのチームにとっても脅威となるでしょう。
チュニジアには2002年大会のグループステージ最終戦で2-0の勝利。今大会でも白星が期待される
各国のタレントが世界一を競う
ワールドカップは世界の多彩なチーム、選手が一堂に会するまさに祭典です。大会期間中に39歳となるリオネル・メッシ選手を擁するアルゼンチンは、連覇に挑みます。これまでタイトルを守ったのはイタリア(1934、38年)、ブラジル(1958、62年)の2カ国のみ。前回決勝でアルゼンチンにPK戦で涙をのんだフランスは、キリアン・エムバペ選手を中心に王座奪還を目指します。大会通算13得点のメッシ選手、同12点のエムバペ選手は、ミロスラフ・クローゼ氏(ドイツ)の持つ最多記録(16点)更新への期待も懸かります。やはり大会期間中に19歳となるスペインのラミネ・ヤマル選手は、スペインに2010年大会以来の優勝をもたらせるでしょうか。
豊富なタレントをそろえるイングランドの評価も高いです。エースストライカーのハリー・ケイン選手が、60年ぶりのタイトルに向けてチームの先頭に立ちます。メッシ選手と共に最多の6大会連続出場となるポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド選手は、41歳で迎えるひのき舞台で同国の初優勝を狙います。最多5度の優勝を誇るブラジルは、しばらく代表から遠ざかっていたネイマール選手の招集が話題を呼びました。初の外国人指揮官となるイタリア人のカルロ・アンチェロッティ監督の手腕に、2002年大会以来の世界制覇が託されます。
ウズベキスタン、ヨルダン、カーボベルデ、キュラソーといった初出場チームが、どのようなプレーを見せるのかも興味深いところです。アメリカ、カナダ、メキシコという開催国チームの活躍も、大会を盛り上げるためには重要となるでしょう。
ワールドカップ優勝経験を持つのはウルグアイ、イタリア(今回は予選敗退)、ドイツ、ブラジル、イングランド、アルゼンチン、フランス、スペインという8カ国・地域しかありません。日本は森保監督の下で、ウルグアイ、ドイツ、スペイン、ブラジル、イングランドを破った実績があります。九つ目のチームとして優勝トロフィーを掲げ、「最高の景色」が開けることに期待が高まります。
前回王者のアルゼンチン。ロナウド選手と並んで最多6大会連続出場となるメッシ選手(中央)は
通算最多得点記録の更新も期待される
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