青森
リベロ津軽、キャプテンの1ゴールを守り優勝
リベロ津軽SC U-12 1st 1-0 ヴァンラーレ八戸FC U-12
1点を争う好ゲームとなった青森県決勝は、リベロ津軽SC U-12 1st(リベロ津軽)が接戦を制して優勝しました。青森
立ち上がりは、ともに堅実な守備で相手を食い止める慎重なゲーム運び。しかし徐々にヴァンラーレ八戸FC U-12(ヴァンラーレ八戸)が熊野一輝選手の鋭いシュートや、小田将馬選手の突破などからチャンスを作りました。
相手にシュートを許していたリベロ津軽でしたが、GKの櫻井彦太選手が冷静なセービングを続けて、ゴールを割らせません。すると守備陣の奮闘に攻撃陣も応え、カウンター攻撃から加藤陸真選手を中心にチャンスを作りました。リベロ津軽が押し返したことで、五分五分の展開で前半は終了します。
後半もスコアレスながら互いにゴール前にボールを運ぶ展開が続きます。その中で、後半6分に試合を動かしたのはリベロ津軽。キャプテン・藤原優大選手が相手選手2人にプレスを受けながらも思い切り左足を振り抜くと、シュートは相手ゴールに突き刺さりました。
1点を追うヴァンラーレ八戸も、終盤に越田悠斗選手のFKなどからゴールを狙います。しかしリベロ津軽がこれを最後まで防ぎきり、1-0で勝利しました。
「ここまで苦労が多かった」とリベロ津軽の多くの選手たちは振り返りましたが、決勝前に櫻庭勇希監督から「この試合を楽しんで」と送り出されたリベロ津軽が、全国大会出場を勝ち取りました。
監督・選手コメント
櫻庭勇希 監督(リベロ津軽SC U-12 1st)
我々のチームは“全員で頑張る”ことが何よりの強みです。決勝もなかなか点が入らず厳しい試合になりましたが、勝てたのは子どもたちの頑張りがあったからだと思います。最初は両チームとも慎重に試合に入っていたように思います。私としては選手たちには「楽しんだほうが勝つ。ここにいるチームの中で1番楽しもう」と呼びかけていました。全国大会までに全員で競争して、1ランクでも2ランクでもベースを上げたいと思います。
藤原優大 選手(リベロ津軽SC U-12 1st キャプテン)
全国大会出場を目指していたので、やっと出場権を取れたことが本当にうれしいです。準決勝までずっと苦しい戦いが続き、僕自身もなかなか点を決められなかったのですが、決勝で決めることができました。全国大会でも、みんなで連動するサッカーを見せたいです。今の僕たちはまだ、全国大会のレベルになっていないと思うので、練習して基本技術などのレベルをもっともっと上げます。僕自身は攻撃だけでなく、守備で戻る動きももっと高めたいという目標があります。
加藤陸真 選手(リベロ津軽SC U-12 1st)
決勝は全国大会行きがかかっていたので、いつも以上に“勝つ”ということに対してプレッシャーも感じていました。だから優勝が決まった瞬間は本当にうれしかったです。全国の舞台では、今までの僕たちの持ち味をよりプラスして戦いたいです。ワールドカップに出場している選手では、メッシ選手(アルゼンチン代表)が目標です。彼のように、ドリブルの速さが武器になるような選手になりたいです。
櫻井彦太 選手(リベロ津軽SC U-12 1st)
準決勝で同じ地区の予餞では負けていた相手と対戦し、そこを勝ち抜けたのが決勝に向けての自信になりました。僕たちのベースである守備の強さを伸ばすとともに、攻撃面でのプラスアルファを加えて全国に挑みたいと思います。GKとしてジュリオ・セザル選手(ブラジル代表)に憧れています。声の出し方やキャッチング、正確なキックが勉強になりますし、自分もそういうプレーができるようになりたいと思っています。
佐藤優樹 選手(リベロ津軽SC U-12 1st)
今大会では自分が失点に絡んでしまったこともありますし、ここまでずっと苦労してきた印象があります。でもこの決勝に勝って、その苦労が報われて良かったと思っています。僕たちリベロ津軽はしっかりした縦パスで攻撃を始めることができて、シュートで終わらせる意識が高いので、決勝でなかなか点が入らなくてもお互いを信じて試合を進めることができました。関東など強い地域のチームにも負けない気持ちで、全国大会も戦います。
優勝 | リベロ津軽SC U-12 1st |
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2位 | ヴァンラーレ八戸FC U-12 |
3位 | 八戸FIBRA.FC、Athletic Club 弘前 |
敢闘賞 | ヴァンラーレ八戸FC U-12 |
努力賞 | 八戸FIBRA.FC |
グッドマナー賞 | Athletic Club 弘前 |
2位:ヴァンラーレ八戸FC U-12
3位:八戸FIBRA.FC
3位:Athletic Club 弘前