仕掛ける姿勢を貫いたF.C. Valentia、3年ぶりに全国への切符獲得！

F.C. Valentia　2－0　貴志川サッカースポーツ少年団A

6月14日、15日に行われた和歌山県大会では、決勝でF.C. Valentia（バレンティア）が貴志川サッカースポーツ少年団A（貴志川）を2-0で下して優勝。2011年の第35回大会以来、3年ぶり6回目となる全国大会への切符を手に入れました。

ともに準決勝を2-0で勝ち上がってきたバレンティアと貴志川。決勝は、白熱の好ゲームとなりました。
序盤は一進一退の攻防が繰り広げられましたが、給水タイムを挟み、バレンティアが主軸を担う山中太陽選手と吉川楽選手を11分から投入すると、流れは徐々にバレンティアへ。そして、0-0で迎えた後半早々、貴志川の決定機をバレンティアGK花本達紀選手が好セーブすると、後半4分、相手の横パスを敵陣で奪った川田丈晴選手が単独ドリブルから、GKや戻ってきたDFを冷静にかわしてゴール。均衡を破りました。

一方の貴志川も反撃に出ますが、キャプテンの今井翔大選手を中心とするバレンティアの粘り強い守備の前に、得点を奪うことができません。逆に終盤、バレンティアの山本和生選手が左サイドからの果敢な突破でPKを獲得。これを山中選手が冷静に決めて、勝負を決めました。小柄な選手が多いバレンティアですが、チーム全体のドリブルや個人技で仕掛ける姿勢が県大会優勝に繋がりました。

監督・選手コメント

山中堅司 監督（F.C. Valentia）
ドリブルで仕掛ける意識を子どもたちが身につけてくれて、今日もペナルティエリア内でチャレンジしてPKを取ったり、勝負にいくドリブルは相手にとって怖いということを示してくれました。この攻撃的な姿勢を、全国大会でも、もちろん続けていきたいです。
県大会では、攻撃面で自分たちらしさを発揮できていたわけではありません。ただ、ディフェンシブに戦う時間帯と、ドリブル中心に攻撃を仕掛ける時間帯とを分けて考え、プレーすることができました。 全国大会に向けては、みんなが得意とするドリブルだけでなく、パスなどをうまくコーディネートした形ができればと思っています。目標は1次ラウンド突破。また、6年生もよく頑張っているのですが、5年生も4人くらい試合に出ています。全体的に小柄な選手が多いのですが、来年に繋がる戦いも視野に入れていきたいと思います。

今井翔大 選手（F.C. Valentia キャプテン）
優勝できて、素直にうれしいです。試合では、声を出すことを心がけてやっていました。決勝でも、緊張感に負けずに、自分たちのプレーを出すことができました。最初から攻めていましたし、あわてずにできました。全国大会では、まずは1次ラウンドを突破したいです。

川田丈晴 選手（F.C. Valentia）
先制点に繋がるパスカットは、狙っていました。シュートも思いどおりに打てました。決勝でゴールを決めることができて、すごく気持ちよかったです。ドリブルで行った時、みんなの「決めろ！」という声が聞こえたので、ちょっと緊張しました。今日は攻めるだけでなく、みんなで守ることができました。全国大会では、5点くらい決めたいです。

山中太陽 選手（F.C. Valentia）
昨日ケガをしたのですが、今日はあまり気になりませんでした。ペナルティエリア近くだったら、どんどん仕掛けることを心がけていました。PKでは緊張しましたが、しっかり左に決めることができました。全国大会では、僕も5点くらい決めたいです。このチームで10番を着けてプレーができるのはうれしいです。将来はスペイン代表のシャビ選手やイニエスタ選手のような選手になりたいです。

吉川楽 選手（F.C. Valentia）
ドリブルが好きで、ルーレットをするのが一番好きです。決勝では点を取りたかったのですが、チームで勝てたことがうれしかったです。和歌山で1番になる自信はありました。全国大会では10点くらいは取りたいし、決勝トーナメントに行きたい。その先、目指すは優勝です。このチームは本当にみんな仲がいいです。

山本和生 選手（F.C. Valentia）
PKを獲得したプレーは、ドリブルでゴールまで行くことしか考えていなかったです。全国大会でも、ディフェンスラインからどんどん上がっていくプレーを見せたいです。目標は優勝です。

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  2位：貴志川サッカースポーツ少年団A
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  3位：南紀ジュニアサッカークラブ
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  4位：スポーツクラブ和歌山 ヴィーヴォＵ12まつえ