PK戦の末、福島ユナイテッドFC U12が創設6年目で初優勝！

福島ユナイテッドFC U12　1－1（延長1－1、PK6－5）　アストロンFC

福島県大会の決勝は、最後まで目が離せない試合になりました。
序盤はアストロンFCが左サイドの天野颯太選手を中心に攻撃を仕掛けましたが、福島ユナイテッドFC U12（福島U）も加藤遼人選手たちの堅い守りで食い止めて反撃。後半は徐々に福島Uがペースを握りましたが、アストロンFCも途中出場の阿部峻伍選手が攻撃を引っ張って、お互いに譲りません。前後半40分を戦ってもスコアは動かないまま、試合は延長戦に突入しました。

5分ハーフの延長戦は、一層激しいものとなりました。延長前半2分に福島Uの安藤寛人選手が左足で豪快なシュートを決めて、先制点を記録します。このまま福島Uが逃げ切るかと思われましたが、延長後半3分にアストロンFCが若松展光選手のゴールで追いつきました。延長戦も互いに譲らずこのままタイムアップ、勝負はPK戦までもつれました。

PK戦は両チームとも5人が全員決めて、6人目へ。先攻アストロンFCの失敗に対し、後攻福島Uは三浦大翼選手の「真ん中の上を狙いました」というキックが決まり、勝利。創設6年目の福島Uが、就任3年目の中村洵監督の下、初優勝をつかみ取りました。

監督・選手コメント

中村洵 監督（福島ユナイテッドFC U12）
このチームができて6年目。歴史が積み重なってタイトルを獲得することができました。これまで在籍してきた選手やスタッフ、保護者の皆さんの顔が浮かんで、涙が出てきました。いつも「魂を込めてプレーしなさい」と言っているのですが、選手たちはそれをうまく表現してくれました。今までに対戦してきたチームやこの大会で僕たちと対戦しなかったチームの想いも背負って、全国の舞台で戦います。

加藤遼人 選手（福島ユナイテッドFC U12　キャプテン）
目標としてきた「福島県でNo.1になる」ということが達成できてうれしいです。次は全国で1番になりたいです。延長戦の時もPK戦の時も、一緒に戦っているみんなに声をかけられるだけかけて戦い続けました。PK戦は、自分自身は絶対に決めたかったし、味方の選手たちも絶対に決めてくれると信じていました。福島ユナイテッドのトップチームには久野純弥選手など好きな選手がいます。将来はああいう選手になれるように頑張ります。

安藤寛人 選手（福島ユナイテッドFC U12）
先制点は、こぼれてきた球を蹴り込むことができました。左足は利き足ではありませんが、点を取りたかったので思い切り蹴ったらゴールになってうれしかったです。イニエスタ選手（スペイン代表）のように、味方も使えて自分でゴールもできるような選手になりたいです。

小暮勝海 選手（福島ユナイテッドFC U12）
優勝が決まった時は、本当に泣きそうでした！　GKとして無失点で勝ちたかったので、追いつかれた時は本当に悔しかったです。その分、PK戦になった時には絶対に止めたいと思っていました。好きな選手が川島永嗣選手（日本代表）なので、川島選手みたいに相手にプレッシャーをかけてPKを止めるようなGKになりたいです。

石澤航大 選手（福島ユナイテッドFC U12）
決勝の相手・アストロンFCには4年生のとき（2年前）に0－9で負けてしまったことがあるので、その借りを絶対に返したかった。「絶対にやらせない」という気持ちで守りました。PK戦は準決勝の時と同じ順番で、自分が最初のキッカーだったので必ず決めたかった。憧れの選手は中村俊輔選手（横浜FM）です。

宇野禅斗 選手（福島ユナイテッドFC U12）
決勝で戦ったアストロンFCは、以前に兄が負けたチーム。今日は兄の分も勝ちたいという強い気持ちを持っていました。先制点が取れて勝てると思っていたのに追いつかれて少し沈みそうになりましたが、みんなで声をかけ合って勝つことができました。ネイマール選手（ブラジル代表）や本田圭佑選手（日本代表）のような、うまくて強い選手を目指しています。

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  2位：アストロンFC
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  3位：桑野サッカースポーツ少年団
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  4位：勿来・フォーウィンズ